弦楽器フェア2005 Part2
さて昨日の続きで再び弦楽器フェアの話題です。
楽器屋さんは楽器を見ただけでその年代、制作国、価値などを判別できるそうですが、我々楽器の素人はそんなことはとても出来ませんね。今回のフェアは新作楽器が中心とはいえ、見ただけでどの楽器が優秀かを判別するのはちょっと無理でした・・・。一応挑戦はしてみたんですけどね(笑)。
とはいえ、手当たり次第手にとって音を出すだけではつまらないので、今回は魂柱や駒のセッティングを見てから弾いてみる、というのを繰り返してみました。
もちろん駒や魂柱をちょっと見たくらいでは大したことがわかるわけでもないのですが、それでも特に魂柱は様々なセッティングがあっておもしろかったです。前後位置一つとっても標準的な位置にあるもの、やたら駒から遠い位置にあるもの、駒の後端と魂柱の前側がほとんど重なっているものなど様々でしたし、左右位置なども様々でした。
もちろん、楽器が違えば同じ魂柱の位置にあっても音が変わるので単純比較は出来ませんが、前後位置がいかにも固い音がしそうな「駒後端と魂柱前側がほぼ重なっている」セッティングでも、長めの魂柱を使って少し楽器の中央寄り(左右位置)にたててあるものは意外と良いバランスになっていたりして、興味深かったです。
今年は去年に比べて、試奏してみて「これだ!」と思える楽器が少なかったように思います。去年好印象だったイタリアの製作者の作品も今年は思ったほどではなかったし・・。それと、自由に試奏できるこのようなフェアでは良い楽器を作るだけでなく調整の技術も問われますね。もしも専門家の鑑定と試奏したお客さんの印象が違ったとすれば、それは調整の技術の差がかなりあるのではないかと思います。また、今までフェアには3回行きましたが、毎回弾いてみて良いと感じる楽器の製作者というのは、確かな技術を持っていると言えるのでしょうね。
最後に弓について。今年もいろいろな弓を弾きましたが、やはりインパクトがあったのはアウクスのカーボン弓でした。少しふつうの弓より軽いのですが、あの俊敏なレスポンスと音の粒立ちは素晴らしいですね。今回弾いたのはシンフォニアという下から二つ目のグレードでちょっと変わったフロッグがついていましたが、余裕があったら木の弓とは別の弓として是非所有してみたいですね。
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