スーパーアグリ、井出から本山にスイッチ?
F1のスーパーアグリにとんでもない話が持ち上がってきています。
開幕以来調子の出ない井出有治選手ですが、次のバルセロナテスト(4/11~14)の結果次第では井出選手を下ろす可能性があり、その場合は代わりに本山哲選手を乗せようという話です(F1通信)。
そりゃないよと思いますが、チームの事情を考えればわからなくもありません。でもやっぱり井出選手にしてみれば厳しすぎますね。
他のチームはF1の開幕までに十分なテストを行い、初出場のドライバーも十分に走り込んでマシンに慣れた状態で開幕戦に臨んでいます。しかしスーパーアグリは資金と準備期間の問題のため、ほとんど走ることが出来ていません。その差、トップのホンダの約27,500kmに対し、わずか500km。
ホンダのドライバーはレギュラーとテストの4人のドライバーで距離をシェアしたとしても一人あたり約7000km。F1GPのフリー~予選~決勝を含めた1ウィークの走行距離が700km程度ですから、全員がグランプリ10戦分のレースを終えてきた計算になります。
しかし井出選手の場合、琢磨選手と500kmを分け合ったとすると250km。1ウィークはおろか、せいぜいフリー走行と予選程度の走行しかできていないのです。
今のF1はレギュレーションの変化によりかなり特殊な乗り物となっていて、非常に慣れるのに時間を要するといいます。過去にチャンピオン経験のあるビルヌーブでさえ、ブランクの後に現在のようなパフォーマンスを取り戻すのに1年以上かかっていますし、それどころかチームが代わるだけでもマシン特性の違いに苦労することも多く、モントーヤは去年苦しみましたし、今年はホンダに移籍したバリチェロが苦戦しています。
井出選手の立場からしたら、せめて他のドライバー並に走り込む経験が出来たらパフォーマンスを発揮する自信があると思いますし、開幕前のコメントとして「良いところを見せようとするのでなく、チームのために良い仕事をする」ということを言っていただけに、もう少し時間をくれても良いのではと思うでしょうね。
しかしチームとしては十分なテストをするだけの資金も時間もなく、琢磨選手より2秒遅い井出選手に対し、「走らせてあげたいのはやまやまだが、今はこの環境で結果を出してくれることが必要なのだ。申し訳ない。」というところなのでしょう・・・。
井出選手には是非バルセロナテストで結果を出してもらいたいと思います。スーパーアグリは12日(水)に登場するそうなので注目しています。
さて仮に井出選手がマシンを降りるとなった場合、候補に挙がっているのが本山哲選手。実は前にもこのブログで書きましたが、井出選手に決まる前、スーパーアグリの2ndシートに僕が最も乗ってもらいたいと思うドライバーがこの本山選手なのです。クレバーで安定していて、「速い」というより「強い」ドライバーで、過去数シーズンにわたりフォーミュラニッポンのチャンピオン争いを演じてきた現在の「日本一速い男」です。
ドライビングスタイルはステディなドライビング要素が強い今のF1に合っていると思いますし、年齢的にも最後のチャンス(36歳)になると思うので、さんざん井出選手を応援しておいて恐縮ですが、実は結構期待してます。本山選手は日本の宝だと思いますし、このままF1に乗らないというのは本当にもったいないことだと思いますので・・・。
なんだかどうまとめて良いかわからなくなってきましたが、とりあえず、
「がんばれスーパーアグリ!」ということで皆を応援していきたいと思います(苦しい)。
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