荒れに荒れたF1ハンガリーGP
ハンガリーGP、ミハエルのファンとしては非常に、ヒッジョーに悔しいレースでした。
まずは3回目のフリー走行での赤旗追い越しのペナルティ。赤旗での追い越しはペナルティの対象になりますが、あってはならないアロンソの非スポーツマン行為(ブレーキテスト)に対するペナルティと同一の予選タイムに2秒加算というのはしっくり来ませんでした。
アロンソはブレーキテストで1秒、イエロー追い越しで1秒で計2秒のペナルティを受けましたが、これがどうも厳しすぎるという批判があり、ミハエルの赤旗追い越しにいきなり2秒ペナルティを与えるというのは、ライバルに同じペナルティを課すことでアロンソペナルティに対する批判をかわす狙いがあったようにしか思えません。
アロンソのペナルティが重いかどうかは微妙ですが、ミハエルがそれの煽りをくった形になりました。でもあのアロンソのブレーキテストはいかがなものかと思いますね。以前にもそれでクルサードをクラッシュに追い込んでいますが、その時は意図が感じられなかったという判断でペナルティにはなりませんでしたが、クルサードの憤りはよく覚えています。
まあそれをすぐに予選タイム加算というのもどうなんだろうと思うので、もう少し違った形のペナルティであるべきように思います。イエロー追い越しに対する1秒、ミハエルの赤旗追い越し2秒は余計なペナルティでしょう。
予選は本当にミハエルのすごさを見せつけられました。若い頃によく見せつけられた「驚異的ラップ」を久々に見た気がします。それでもQ2でノックアウトでしたが。
さてレース。ブリジストンはレインタイヤで完全にミシュランに遅れを取りました。ミハエルはスタート後のグリップの読めない一番難しいコンディションで素晴らしい走りでポジションアップしましたが、あとは路面に合わないスタンダードウェットでずるずると後退。
マッサがエクストリームウェットも試しましたが全然合わず。どちらのタイヤでもトップのミシュラン勢から3~5秒以上のラップ差があってはレースになりません。
しかし一時はラップされながらもセーフティーカーの恩恵で再びミハエルにもチャンスが。トップから25秒遅れながら同一周回を取り戻したのです。
その後のアロンソのリタイヤには驚きました。ここしばらくは全くといっていいほど、ルノー、特にアロンソのマシンにトラブルやメカニックミスがなかったので、ビックリでしたね。
路面が乾いてきてようやくブリジストンのスタンダードウェットが機能しはじめたミハエルは2位まで順位を上げましたが、路面はどんどんドライへ。今すぐにでもドライに履き替えれば3位は安泰というポジションでしたが、タイヤ交換せずそのまま走るというギャンブルに。
結局このギャンブルは外れ、ラップタイムで3秒以上も違う後続に対して無理な走りを強いられたミハエルはハイドフェルドと接触しリタイヤ・・・。
個人的にはアロンソがリタイヤしている状況なので2位にこだわらずにタイヤ交換をして3位フィニッシュして欲しかったです。クビカが失格になったため1ポイントを獲得しましたが、完全にフェラーリの作戦ミスで5ポイントを失う形となってしまいました。
しかしシューマッハ、
「表彰台でフィニッシュしたいばかりに、危険なリスクを冒してしまったのだろうか? いや、それが僕なんだ。常に優勝を狙う姿勢が、これまでの成功に結びついたんだよ。まだ5レース残っているじゃないか。何も失ったわけじゃない。ベストを尽くしてタイトルを獲りにいくよ」
さすがです。ファンとしてはやはり3位フィニッシュして欲しかったのは変わりませんが、ミハエルが偉大なドライバーであるということを改めて思い知らされました。37歳のミハエルのこの言葉を聞く限り、当分の間ミハエルを超えるドライバーは出てこないだろうなと思います。
終わってみればホンダのバトンが初優勝。解説の今宮さんなどは泣いていましたが、個人的にはいろいろ複雑な感情もありますし、そういう気分にはなれませんでした。ただ、今回のバトンは優勝に値する働きをした、それだけは事実だと思います。見事でした。
スーパーアグリはなんとか完走しましたが、トラブル続きでつらいレースでした。予選とレース序盤の琢磨の走りは本当に見事でした。途中でクラッチやミッションのトラブルに見舞われてミッドランドに抜かれてしまったのは残念でしたが、SA06の暫定版は今回までで、次戦はフロント周りも一新されるフルパッケージとなるので、活躍に期待したいところです。
さて、レースが終わった直後にBMWのヴィルヌーヴ離脱~クビカの今期残り出走が濃厚となり、さらにウェバーのレッドブル移籍が発表されました。
うーん、ウェバーにはマクラーレンかルノーに移籍して欲しかったので残念ですね。中堅チームで良い仕事をするドライバーというよりは優勝争い、いや優勝争いよりもチャンピオン争いが出来るドライバーだと思うので、今回が本当に良いチャンスだと思っていたのですが・・。
ただ、レッドブルはいよいよ来期からニューエイデザインのマシンになりますし、一気にポジションアップするという期待もあります。マネージャがブリアトーレということもあってルノーエンジンの供給の可能性も高まりそうですし、チャンピオン争いはともかく、今年よりは良いレースが出来そうです。
F1もこれから夏休みに入り、次戦は8/27のトルコGP。楽しみです。
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