奇跡の逆転、F1中国GP
先日の中国GP、予選が終わった段階ではまさかミハエルが勝つとは想像も出来ませんでした。
少し前までは雨のブリヂストンと言われるほどBSタイヤのウェット性能には定評があったのですが、ハンガリーGPであれほど苦戦したのにもかかわらず今回もブリヂストンはウェットコンディションで惨敗。
予選のQ1では一時下位の10台が全てBS勢という状況になり、ミハエルといえども予選13番手がやっとかなと思っていたら、薄氷ながらQ3まで進出。そして予選6番手をGetしたときは本当に奇跡だと思いました。
しかし決勝で雨が降ればずるずる順位を落とすことは目に見えていましたし、仮にコンディションが良くなったとしても3位になれたら御の字だなと思っていました。
ところが決勝、ミハエルはまだ雨の多いコンディションで6位を死守、次第に乾き始めた路面でペースを上げ、バリチェロとバトンを抜き、新品のフロントタイヤが機能しないアロンソを抜き、最後にはピットアウトしてきたフィジケラを1コーナーでパス!
最後までペースをコントロールしてトップのままチェッカー! 奇跡的なレースでした。チームも何点ポイントを取りこぼすことになるのかと心配しながらのレースでしたが、なんとアロンソとドライバーズポイントで並ぶという結果に。
ただ喜んでばかりもいられません。BSは今回の勝利に喜んでいる暇はないはずです。今回は結果的にBSが勝ったとはいえ、特定のコンディションでのみミシュランを少し上回ったという運に助けられただけであって、フルウェットにおいては完敗。ドライでもそんなにアドバンテージはなかったようですし、ウェット~ドライのトータルでみたら完敗だったでしょう。鈴鹿用に急遽別仕様のウェットタイヤを持ち込むそうですが、残り2戦今回のような「惨事」が起きないようにがんばってもらいたいものです。
ちなみにアロンソは最後の最後でフィジケラの見え見えのスローダウンによって2位をプレゼントされたり、後ろからフィジケラが迫ってきたときもずいぶんと気を遣ってもらったはずなのに、こんな発言をしています。
●アロンソ、チームを批判
●アロンソ、フィジケラも批判
去年のあの困難な状況や、今年の大きくポイントを離された状態でも、常にチームを盛り上げ勝利に向かっていったミハエルの姿勢とはずいぶん違うもんですね・・。
さてスーパーアグリ。今回の琢磨は本当に凄かったです。最終ラップのアクシデントは全てを見ることが出来ていないのでなんとも言えませんが、琢磨とアルバースの意見が全く無視されてますね。下位の車に対してあまりにも簡単にペナルティを課すように感じました。もちろんコース上では周回が違えば対等ではありませんが、その後のペナルティに関しては対等であると思うのですが・・・。
しかし琢磨はMF1やトロロッソを上回ってフィニッシュしましたし、本当に素晴らしい走りでした。チームとしては依然厳しい状況ですが、今シーズンの琢磨の出来自体は過去最高だと思います。
さてもう日本GP。ミハエルの優勝と、琢磨の活躍を期待したいところです。左近も去年本当にいい走りをしましたから期待大です。来期のデビッドソン加入がまだ決まっていないことを祈りつつ・・。
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