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イタリア旅行記 #3(クレモナ~ヴェネツィア)

11/1 クレモナ~ヴェネツィア

今日はヴァイオリンの街クレモナを後にし、ヴェネツィアに向かいます。

ホテルを出てクレモナ駅までは約1.5km。重いスーツケースをひきずりながら歩くのにはちょっと遠いですがなんとか駅に到着。

ヴェネツィアまでは、まず普通列車でブレシアまで行き、特急列車であるIC(インターシティ)でヴェネツィア・サンタルチア駅に向かいます。

まずはクレモナ発9:45の電車で出発です。切符は前日にクレモナの自動券売機で買っておきました(英語表示に切り替えられて良かった)。

クレモナ駅の時刻表

霧が深くて天気もあまり良くありませんでしたが、1時間弱でブレシアに到着。

ブレシア駅

20分ほど待つと特急列車ICが到着。ICは特急列車といっても小田急ロマンスカーやJRスーパーあずさ、JRスーパーひたちのような特別車両ではなく、多少席の配置がかわっただけで、外からの見た目は普通列車と変わりませんでした。

イタリアの鉄道の多くは日本のような客車にもモーターが付いているのではなく、プッシュプル式といって、先頭あるいは最後尾の電気機関車1両で客車を引っ張ったり押したりして走ります。日本で昔ブームになったブルートレインに、一番後ろの客車にも運転台を付けたような感じでしょうか。

イタリアの列車

指定席の券を持っていたため、自分の席に行くと先客が(笑)。ICは同じ車両の中に指定席と自由席があり、指定席でも空いていれば座っていいようです。もちろん指定の券を持った人が来たら席を空けなければなりませんので、チケットの座席番号を見せるとまるで外れくじを引いたような残念そうな顔をして去っていきました。実は他の周りに座っている人もみんな指定券を持っていないのかも(笑)。

さてヴェネツィアまでは約2時間。普段2時間も電車に乗らないので結構疲れますね。やがて海が見えてきていよいよヴェネツィアです。

列車を降り、駅から外に出ると・・・別世界!

ヴェネツィア・サンタルチア駅からの第一景

天気があまりよくないのですが、独特の建物や大運河、橋などそれまで見たことのないものばかり。多くの観光客でにぎわっていてなんだか楽しい気分になります。

まずはホテルに荷物を預けるのですが、ホテルは運河の向こう側。上の写真の左端にある橋を渡るのですがこれがくせ者。橋にはスロープがなく全部階段なので重いスーツケースを持ち上げて階段を上り下りするのは結構大変でした。

さてホテル「カールトン&グランドカナル」に着き、まだチェックイン出来ないとのことなので荷物だけ預けて出かけようとしたら、フロントの方がヴェネツィアの観光案内をしてくれました。とても親切で、頂いた地図にもいろいろ書き込みをしてくれました。ここもなかなか居心地の良いホテルですね。

さてまずは腹ごなし。事前に調べておいたセルフサービスのお店「Brek」に行き、どう注文したらよいか戸惑いながらもなんとか食事にありつきました。

ヴェネツィアの食事は高くてあまりおいしくないとか、ぼったくりのお店が多いとかよく聞きますが、このBrekは安くておいしかったです。このポモドーロのショートパスタは家庭的な味でなかなかでした。

ポモドーロのショートパスタ、サラダ、チョコレートムース、赤ワイン

一旦ホテルに戻ってチェックインをすませ、徒歩でサンマルコ広場に向かいます。駅から先は水上バスか徒歩のみで車が入れない、というのは実際に行ってみて良くわかりました。石畳の迷路のような狭い路地、階段になっている小さな橋、などとても車が通れるところではありません。こんな狭い路地もあって、人がすれ違うのもやっとでした。

サンマルコ広場に向かう狭い路地

サンマルコ広場までは、至る所に「PER S.MARCO」と矢印が書かれているので余り迷わずに歩いていけます。途中にある大きなリアルト橋を渡り、

リアルト橋

どんどん人の流れに沿って歩いていくとサンマルコ広場に着きました

サンマルコ広場

すでに日も落ちてきましたがたくさんの人でにぎわっていました。まさに楽園ですね。広場では楽士さんたちが演奏していますが、これがまたいいんです。みんな楽しそうに弾いていて実にいい音を出すんですよね。聴いていても楽しいですし、これが音楽そのものだと感じました。日本の奏者の方がおそらく技術もあり音程も正確でしょうが、あの音と音楽性は本当に魅力的で日本では聴けない音です。

サンマルコ広場の楽士さんたち

こういうのを聴いてしまうと、日本の学生、演奏家、いやそういうの全部含めて日本人は、正確な音程とリズムのための技術、作曲者の意図通りの「正しい解釈」ばかりに目がいってしまって、もっと大切なものを見落としてしまっているのでは・・・と思ってしまいます。もちろんそこには自分も含まれるんですけどね(笑)。

サンマルコ広場近くのトラットリアを19時に予約していたのですが、まだ時間があるのでいろいろ見て回りました。ジェラートももちろん食べました。

これが本物のイタリアンジェラート

日が落ちてくると建物がライトアップされて綺麗です。

夜のサンマルコ広場

さていよいよ食事。実は予約の19時前からお店の前を何度も通ったのですが明かりが付いておらず、19時過ぎても開かないのでお店の前でのぞき込んだりしていたら気づいたのか、お店を開けてくれました(笑)。

まずは前菜。何が入っていたかは細かく覚えていませんが海のものが中心で、さっぱりとした味付けでとにかくおいしかったです。

Antipasti

続いてイカ墨のスパゲティ。イカ墨は以前にも食べたことはありましたが、こんなに濃厚な味は初めてです。これもおいしかったです。

イカ墨のスパゲティ

そして次はシーフードのフライ。おいしいのですが、味が濃いのに加えて量が多い!さすがに最後の方はちょっと苦しかったです。僕はそんな小食ではなくむしろ食べる方ですが、それでもイタリアの食事は量が多く感じます。

シーフードのフライ

最後はティラミス。相当苦しい状態でしたが、おいしいので食べることが出来ました。ちなみにフライを残した妻は「別腹」とのことで一気に食べきっていました(笑)。

ティラミス

イタリアはレストラン格付けがしっかりしているそうですが、今回行ったお店「da Nico」はリストランテの一つ下になるトラットリアで、お店の看板も「TRATTORIA da Nico」となっていました。しかしかなり人気のお店のようで、食事をしている間に次々とお客さんが増えて(日本人の団体客も!)、気づくと満席でお客さんを断っている状態でした。

食事を終えたら徒歩で駅の方角に歩いていきます。今度は駅を示す「PER FERROVIA」という矢印に沿っていきます。が、戻るのはわかりにくい。とりあえず最初に渡るリアルト橋の「PER RIALTO」を目指せば良かったのですが、FERROVIAという文字だけを頼りにしていたので、気づいたらアカデミア橋の方に来てしまっていたりしました。

みんな結構迷っているようで、立ち止まって地図を眺めている観光客もたくさんいました。サンマルコ広場までは簡単に行けましたが、帰りはわかりにくいですね。おまけに遠く感じます。

やっとの思いでホテルにたどり着き、疲れ切っていたためすぐに寝ました。というより、そのままベッドに倒れ込んで気づいたら朝だった、に近いかもしれません(笑)。明日もサンマルコ広場です。

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