2000万円のグァルネリ、盗まれる
何日か前にこのニュースを見たとき驚きました。このグァルネリってもしかしたら弾いたことがある楽器じゃ・・。
2000万円、グァルネリ、売り物でない、ときたのでピンときました。
ピンと来たといっても犯人にピンときたわけではないところが残念ですが、2年前の弦楽器フェアで確かに弾いたと思います。裏板の魂柱割れなど修復の多い楽器だそうで、研究用ということでお店で大切にしている楽器とのことでした。
弾いてみると拍子抜けするほど楽に音が出せて手応えがあまり感じられず、自分に聞こえる音も頼りなく感じたものですが、妻に弾いてもらって離れて音を聴くとちゃんと音が飛んでいるという、いわゆる遠鳴りを実感出来る楽器でした。個人的にはあまり「遠鳴りする」という言葉に踊らされるのが嫌いなんですが、このときばかりは感心した覚えがあります。
さてそんな楽器が盗まれてしまったとのことで、とても驚いています。
お店としては価格以上の価値を感じていた楽器だからこそ、売り物にせずに大切にしていたのだと思います。またそれを一般の方々に公開して下さることもとてもありがたいことです。そういうお店の気持ちを裏切るような犯行、本当に許し難いですね。
だいたい盗んでどうしようっていうんでしょうね。特徴のある楽器ですし、海外だってその楽器の価値がわかるところに売りに出したらすぐに足が付くのではないでしょうか。自分で所有するにしても人前で弾いたらすぐにわかります。それとも貴重な楽器を単なる個人の所有欲のために家に眠らせてしまうんでしょうか。
一日も早く楽器がお店に戻ることをお祈りしております。
P.S. ・・・このニュースを知った人で、ヴァイオリンを長くやっている人はおそらく「2000万円のグァルネリ?安い!」と思うでしょうが、一般の方からしたら「2000万円のヴァイオリン?高い!!!」ですね。ヴァイオリンをやっていると金銭感覚が麻痺しますね。まあどちらにしても自分とは関係ない世界ですが(笑)。
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