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20インチPC用ワイド液晶を物色

パソコンのモニターといえば今や液晶が主流ですが、昔の液晶は色が薄く残像が激しく、ちょっと角度を変えると全く画面が見えなくなるDSTNというものが主流で、発色と視野角が改善されたTFT液晶は画面サイズに対して非常に高価でした。

そんな時代に僕が選んだモニターはもちろんCRTで、飯山のMT8617という17インチのCRTでした。確か¥66,000くらいしたと思いますが、それまで使っていた15インチのシャドウマスク管にくらべ、ダイヤモンドトロン管の画質の良さに感動したのを覚えています。当時はまだCRTと液晶の性能差は歴然としていて、コンパクトさ以外はCRTの方が全ての面で上回っていました。

それから10年、未だその17インチCRTを使っています。さすがに今となっては画面は小さいですし、10年も使い込んでフォーカスも悪くテキストはボケボケ、点滅で表示されるモニターの「NO SIGNAL」メッセージが画面に完全に焼き付き、おまけにたまにディスプレイが付かなくなるという状態です。

いつ付かなくなるかわかりませんし、目のためにもさっさと交換した方が良いことはわかっていましたが、モニターって結構高価なものでなかなか踏み切るのに勇気が要り、結局踏み切れないでいました。

とはいうものの、今までに何度も買い換えようとしたのは確かです。欲しいモニターもその度に変わっていて、17インチCRT → 19インチCRT → 17インチ液晶 → 19インチ液晶という具合で、最近ではSXGA(1280x1024)が表示できるなら多少応答速度が悪い液晶でもいいかな、と思っていました。

しかし最近液晶の値下がりが激しく、少し前は4万円台だった19インチの液晶が3万円台に下がってきており、今ではなんと19インチ&19インチワイドがが2万円台前半、そしてSXGAよりも3割以上解像度が高いWSXGA(1680x1050)の20インチワイドが3万円位で手に入るようになってきました。

ということでもうさすがに発熱が激しく100W以上の電力を消費し、無駄に場所を取りながらボケボケの映像を提供するCRTの替え時と判断し、液晶モニターのリサーチを開始。

まずはワイドか4:3か。文章読むときは縦がやや長い4:3ですが、最近のDVDや映画、さらに液晶TVなどのハイビジョン放送はワイドにどんどん移行していて、ここは時代の流れに乗ってワイドということに決定。

サイズは最初19インチワイドと思ったのですが、1440x900では今の1280x1024よりも縦が小さくなるし、トータルの画素数は少し減ることになってしまうため、ちょっとだけがんばってその上の20インチワイド(1680x1050)を中心に調査。

僕にとっては画面の大きさよりも解像度が重要で、解像度が同じ20インチワイドと22インチワイドでは特に22インチのメリットが見つかりませんでした。20インチの方が安いですし、同じ距離で見るのであれば色むらも目立ちにくいですし、ドットピッチが狭いと高精細できれいに見えます。

僕は17インチCRTの1280x1024でも特に字が小さいとは思わなかったくらいの人なので、逆に19インチの1280x1024とか見ると無駄に字がでかいなと思ってしまいます(笑)。ちなみに、字が小さいと目が疲れるという方は19インチ(1280x1024)か19インチワイド(1440x900)、そして22インチワイド(1680x1050)あたりから選んだ方が無難かと思います。

ちなみにCRTと液晶ではサイズの測り方が違うため、同じサイズと表記されていても液晶は2インチほど実際の画面は大きい、などと言われています。が、実際に妻の15インチ液晶と自分の17インチCRTを比べると明らかにCRTの方が大きい。試しにCRTの表示部分を測ると15.7インチと出ました。ネットで検索してどこを見ても「液晶はCRTより+2インチ」と書いてありますが、実際は1インチちょいですね。何でも情報を鵜呑みにすると失敗するかも。

さてサイズが20インチ(正確には20.1インチのようですが面倒なので20インチとします)に決まったら、次はパネルの種類。僕の中では液晶はDSTNとTFTの違いくらいしか知らなかったのですが、今時TFTは当たり前で、安価で応答性能は良いが視野角の狭いTN、視野角と発色に優れるVA、高価だが圧倒的な発色と視野角に加え応答性能も優秀なS-IPSという3タイプがメインのようです。性能を求めると液晶テレビなどでおなじみのS-IPSですが、PCにそこまでの性能を求めてももったいないだけなので、安くて応答性の良いTNにしました。VAは応答性が悪いので見送りです。

20インチワイドのTN液晶はいろいろ出ていますが、どれも応答性のは良いようです。ほとんどが5msを謳っており、さらに中間調の性能を追求したオーバードライブ付きのモデルもあります(2msという表記がなされています)。しかしオーバードライブ付きのBENQの や、LGのL206WTQなどはオーバードライブの副作用であるオーバーシュートが目立つらしく、あまり評判が良くないのでオーバードライブなしを選びました。

そして値段なども考えて最終的に購入したのが、LGのLG-L204WT-BFです。


LG電子 L204WT-BF(ハイパーファクトリー:楽天最安値)
LG電子 L204WT-BF(Amazon.com)

LG電子 L204WT-BF(メーカーサイト)

22インチであればいろいろと高機能なモデルも多かったのですが、20インチだとラインナップ自体も少なく高機能モデルというのもあまりなかったため、せっかく安い20インチにしたのであればあとはとことん安くということで、そこそこ性能がよくてお買い得感のあるこのモデルにしました。

L204WTは応答速度が5msですし、視野角もそこそこでHDCP対応。価格も20インチワイドの中ではBENQのT201Wに次いで安いです。しかもDVI-Dケーブル付き。発色はやや青みが強いですが本体およびビデオカード等で調整も出来るのであまり問題はなさそうですし。HDCPは今使っているビデオカード(MSIの8600GTファンレス)がHDCP対応してませんが、買い換えはおそらくビデオカードが先であろうという判断で、モニターはHDCP対応にしておきました。PS3もつながりますし、ハイビジョン対応のHDDレコーダーがあればハイビジョンTVとして使えたりなど、後々使い道も広がります。

BENQのT201Wは20インチワイドの最安値ですが、HDCP対応でないことと、視野角の狭さが気になるので見送りました。発売後かなり経過しているモデルなので、安いとはいえ応答速度以外の部分でちょっと苦しいかなという判断です。

なお、高機能で長く使える液晶が欲しくなったときはフルHDの24インチにいくつもりです。もちろんまだ24インチは高価なので今回は見送りましたが。

購入したL204WTですが、なかなか快調です。使用レポートはまた次回にでも。

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