コバケンとその仲間たちオーケストラ2007福島 その2
公開リハーサルの終了後は旅館にバスで移動し、本番前の宴会です(笑)。
宴会は20:30スタートだったのですが、料理と共にビールやワインなどたくさんのお酒が出され、皆で食べて飲んで楽しみました。
今回のオケに厚木ジュニアオケ時代の友人なども参加していて久しぶりに話が出来たのですが、気づいてみれば10年ぶり。だんだんと「久しぶり」という言葉が長い年月を表すものに変わりつつありますね(笑)。
宴会は23:00で終了だったのですが、部屋に戻っても同部屋の方と深夜まで話が尽きず、結局夜中の3時過ぎまで飲んでました。しかし他の部屋ではその3時過ぎでもまだ楽しそうに盛り上がっている声が聞こえたのですが、いったい何時まで飲んでいたんでしょうかね(笑)。
僕などはソロのコンサート前はアルコールは一切口にしませんし、演奏や練習に影響のあることはどんな小さなことでも避け、本番で自分に出来るベストを発揮できる環境を整えることだけを考えています。
が、ただストイックに音楽を追究するだけでなくこれを一つのイベントとして楽しみ、ここで出会った仲間との時間を大切にしようというコバケンオケ、これはこれでありですね。今回は僕もその一員として十分に楽しみました(笑)。
翌朝は朝食後に徒歩で演奏会場である「パルセいいざか」に移動しました。

ボランティア施設と聞いていたのでてっきり体育館とかちょっとしたホールを想像していたのですが、非常に立派なホールで驚きました。

普通のコンサートホールに比べ、横に長いちょっと変わった形をしています。
10:00にGP開始。ここからがコバケン先生の本領発揮でした。モーツァルトのラクリモーサで合唱団の調子が悪いのを見るとすぐに演奏を止め「それじゃお客さんに申し訳ないからこの曲やめよう」と、ラクリモーサをカットすることを宣言。
その後も曲順が変更になると告げつつもどう変更になるかはまだ決めないとか、本気で音楽に向かうことになれていない中学生(地元の蓬莱中学校の生徒さんたちがアンコールでオケに加わり一緒に演奏しました)に「もっと強く! もっと体を使って! ・・それじゃ全然ダメだ。君たち何のためにそこにいるの?」と容赦なく厳しく指導。コバケン先生ソロのモーツァルトピアノ協奏曲23番の2楽章などでも、ソロを弾いては駆け足で床を踏みならしながら指揮台に戻ってオケに指示。
明らかにピリピリムードのマエストロに翻弄される演奏者とスタッフたち。大変なことになってきたな・・・とビビリつつ、実はコバケン先生に共感していたのが僕でした(笑)。
いやもちろん、事前にきっちりスケジュールを決めて準備してきたスタッフなどは本当に大変だし申し訳なく思うのですが、良い音楽をお客さんに聴いていただくために、直前であろうと曲順を変えたり曲をカットしたりするというのは僕も結構やりますし、結構そういうの好きです。もちろん僕の場合は一人もしくはピアノ伴奏の方だけなので小回りが利くというのもあるので、それと一緒にすることは出来ませんが・・。
ただ、生きた音楽というのは、お客さんの前で練習通りの演奏を聞かせればいいというものではないと思います。生きた音楽というのは、その瞬間の場の空気、その瞬間のお客さんの表情、その瞬間の演奏者の想い、というものから生み出されるもので、練習通り、予定通りであればテープレコーダーを持って行ってお客さんの前で再生すればいいだけです。
なので、合奏の練習というのは事故が起きないように最低限の打ち合わせをしたら、あとは演奏者同士が同じ呼吸が出来ることに尽力し、本番では同じ呼吸が出来るもの同士でお互いに意志を伝え、またそれを感じ取り合い、対話しながら音楽を作り上げていくものだというのが僕の考えです。
もちろんそれは演奏だけでなく、プログラムやコンサートの構成にもいえます。とはいっても今回のようなイベントではたった一回の乗り番がなくなってしまう可能性のある人も出てくるわけで、なんとかそこは皆がステージに上がれることを願っていたのではありますが・・。
ちょっと脱線して話がごちゃごちゃですが、マエストロが何を感じ、何を思い、どういう音楽を創り上げようとしているのか、ということを第一に考えながら、コバケン先生のような方の下で演奏出来ることに、本当に感謝しています。
GP後は昼食を取って本番待ちですが、待ち時間が結構ありました。しかしみなさん着替えが早い! 僕などは自分の本番だと本番開始10分前とかに着替えを完了する人なのですが、やはりその辺は夏休みの宿題をギリギリまでやらない性格が出ているのかもしれません。今回はみなさんにならって30分前には着替えを済ませましたが、練習はそうはいかなかったらしく、結局は直前まで1812とモルダウを必死にさらう僕なのでした(笑)。
さていよいよ本番です。
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