ミニコンサート in つくし野センター
6/20(土)に、町田市のつくし野センターで行われた室内楽のミニコンサートに出演してきました。
コンサートは2回目だそうで前回も出たのですが、今回も妻とヴァイオリンの二重奏を弾きました。無伴奏のヴァイオリン二重奏は曲がないのでいつも選曲に苦労するのですが、今回はヴィエニャフスキのカプリースOp.18-2を発掘(?)しました。
ヴィエニャフスキのカプリースOp.18はヴァイオリン二重奏用に作曲され、No.1~8の8曲で構成されています。ただ二重奏といってもほとんどは高度な技術を要する1stヴァイオリンと、補助的な伴奏にとどまる2ndヴァイオリンパートという組み合わせのため、いわゆる通常の二重奏曲とは少し異なります。
ですが、たまたま持っていたCD(ダヴィッド・イーゴリオイストラフ親子)でその中のNo.2は比較的どちらのパートにも見せ場があり、意外と盛り上がる曲だということがわかったのでやってみようということになりました。
実際弾くと聞いた以上に弾きにくくて難しかったのですが、やはりヴァイオリニストが作った曲というのはヴァイオリン的で、それまでに弾いたバッハやルクレールといった曲とは時代も異なりますが、音楽的にも違った良さがあり楽しむことが出来ました。
それと、今回はピアノの方がいらっしゃるということで伴奏をお願いし、ラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏」(クライスラー版)というややこしいタイトルの曲を演奏しました。この曲はパガニーニの主題をもとにラフマニノフがピアノ用に作曲し、さらにそれをクライスラーがヴァイオリン版に編曲したというものです。
素晴らしい曲だけにヴァイオリン版に編曲されていたことがありがたい限りです。本番で弾くのは2回目でしたが大好きな曲なので、これからもいろいろな場所で弾いていこうかと思います。
楽器は今回陳さんの楽器がややお疲れ気味だったので、リバースを使いました。本番の少し前にドミナントを張っていて、音が少し軽いかなと思ったので陳さんの楽器にベストフィットのワーチャルブリリアントに張り直しました。
すると音が力強く深みは出たものの音の濁りが気になり、やや詰まった感じになってしまいました。当日のリハでも同じような傾向があったため、リハ後に弦をドミナントに戻し、控え室でちょっと音だししただけでややぶっつけ気味ながらドミナントで本番に臨みました。
でも正解でした。音にクリアさが戻ってきて良い感じでした。いきなり弦が変わると弾く側もいろいろ修正をするので大変なのですが、修正することよりも音が良くなった方が大きかったので大して気にならず、むしろ気分良く弾けました。
ドミナントを張って良い状態ということは、楽器のバランスが良いのでしょうね。陳さんの楽器も調整しないと・・・。
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先日はお疲れ様でした。ブログを楽しみにしている、といったおじさんです。
ヴィエニャフスキのカプリースOp.18、ラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏」(クライスラー版)共に奥さんと息がぴったりで、楽しませていただきました。
これからも是非がんばってください。
先日はお疲れ様でした。
とても雰囲気の良い会で、こちらも楽しませていただきました。コンサートがあるときはこのブログで宣伝しますので、どうぞよろしくお願いいたします!