4月の初めになりますが、弟が結婚式をグアムで行うということで行って参りました。
グアムは初めてですが、言葉に困らないのがいいですね。ほとんど日本語が通じるし、少なくとも英語が通じるわけで(笑)。
泊まったのはシェラトンですが、敷地内がとても綺麗でした。
結婚式の後はバイキング形式の食事とともに
ポリネシアンディナーショーを楽しみ、
翌日は島内観光で、目の前で割ってもらったヤシの実ジュースを味わったり、
とまあいろいろ楽しんだのですがそれはまた次回に書くとして、今回は最終日に予約しておいた実弾射撃をテーマに書きます。
射撃といえば、中高生の時は相当なガンマニアでいつか実銃を撃ってみたいと思っていたものです。月刊Gunとか100冊以上買ったかな・・。
で弟の結婚式のついでに念願の実弾射撃をしようと、あまり時間とお金のかからないインドア射撃場の中から良さそうなところを選びました。「ウェスタン フロンティア ヴィレッジ」です。
前もって日本から上記のWebサイトの問い合わせ先にメールで予約を入れると、当日はホテルまで車で迎えに来てくれました。シェラトンから10~15分程で到着。DFSギャラリアのすぐ近くでした。
中で待っていたのは日本人経営者の山本さん。弾とコースの説明を受けて、それぞれ下記のコースを申し込みました。
<私>
ガンマニアコース:38口径x12、357マグナムx12、45AUTOx12、9mmルガーx36 ・・・計72発
<妻>
女性チャレンジコース:22口径x12、38口径x12、44口径x6、45AUTOx6 ・・・計36発
に加えてモスバーグ ショットガンx1
ちなみに私の方は弾丸を選んだあと、使用する銃もある程度選ぶことが出来ました。
レンジマスターから銃器の取り扱いについての諸注意を受け、ゴーグルとイヤーマフラーを装着していよいよ射撃開始。
まずは38口径のリボルバーから。トーラスの6インチ。S&WのM686によく似たステンレスモデルです(トーラスM669かな??)。シリンダーに一発ずつ装填し、シリンダーを閉じていよいよ射撃。リボルバーはシングルアクションで撃つように指示されていたので、ハンマーを起こしてからターゲットに狙いを定めて・・・撃つ。と同時に銃口が軽く跳ね上がりました。おお、これが本物のリコイルだ!などと感動に浸っているとなんと弾は枠外へ・・。
ターゲットまでの距離は約10m。ハーフサイズのマンターゲットの6点枠の幅は約21cm。エアガンなら片手でも外さない大きさ。その後はターゲットは外さないものの全然狙っているところに当たらず。ここで何を思ったか、反動を上手く押さえ込めていないと思い込み、中学生の時に覚えたウィーバースタンスのままガッチリとホールドし、腕も硬直(笑)。ほとんどがターゲットの下半分にヒットしてしまいました。
さて次はいよいよ357マグナム。しかもこれは室内用のリロード弱装弾ではなく、ファクトリー弾。銃はS&WのM686の6インチ。バレル下に反動抑制用のウェイトが取付けられていたモデルでした。これが次元や冴羽遼が慣れ親しんでいた357マグナムかなどと余計なことを考えながら撃つ。38Splとは全く違う反動が返ってきました。それもそのはず38Splと比べたら3倍ほどのエネルギーがあるのですから。思わず「おおお!」と声に出しながらニヤけてしまいました(笑)。しかし相変わらず着弾は下の方へ・・・。しまいにはやや上の方を狙ってみたりしましたが、よくわからないまま終了。
ここで隣を見ると妻が22口径(おそらく22LR)を撃ち終え、38口径を射撃中。お、マジか、自分より当たっている!(汗)
で次は45AUTO。モデルはコルトM1911ながら、スライドのノッチが斜めになっていてコンバットサイトのついたスプリングフィールド。反動は357マグナムを撃ったあとなのでむしろ楽に感じました。ただ、両腕に力が入りっぱなしで、しかもどこにサイトすれば当たるのかがよくわからない状態のまま終了。一回ジャム(給弾不良)を起こしましたが、勝手にマガジン抜いてスライド引いたりしたら怒られそうなのでレンジマスターにお願いして再装填してもらいました。
いったん小休止をはさみ、ターゲットペーパーを替えて次はいよいよ9mm。
9mmの最初はベレッタM92SF。言わずと知れた米軍制式採用M9。子供の頃ダイハードやリーサル・ウェポンを見て憧れました。選んだ時に山本さんに「まずはこれだよね」と言われました(笑)。ダブルカラムのマガジンにしてはグリップが握りやすく、反動も心地良い。お、リボルバーの時よりは当たってるかも??
次はグロック17。自宅で東京マルイ製のガスガンで練習(前日に50発程度)した成果はあったでしょうか。グリップは角張っている割には握りやすく感じました。しかしトリガーが重い。オートのシングルアクションってこんなに重かったかなと思いながらも終了。しかしこの時はグロックの仕組みを理解していないことに気づいていませんでした。グロックの場合、ストライカー式といって初弾発射後に引ききったトリガーをゆっくり戻していくとカチッというリリースのポイントがあり、そのまま指を離さずに再度トリガーを引くと以降シングルアクション並の軽さで撃てたのですが、撃つたびにトリガーから指を離していたために毎回ダブルアクションで撃っているようなもので、それは重いわけでした。せっかくグロックのガスガン買ったんだしグロックの実銃の勉強しておけばよかった!(注:マルイのガスガンは指を離してもシングルアクションで撃てます)
最後はベビーイーグルことジェリコ941。本当はCZ75が良かったんですがメンテ中ということで、CZを参考にして作られたといわれるベビーイーグルを選びました。なんかグリップの感じが似ていたので。グリップは握りやすく感じましたが、ちゃんとシングルアクションで撃てていてもトリガーはやや重めでした。CZ75ならダブルでのシングルでも滑らかなはずなんですが・・。サイトはベレッタやグロックに比べるとやや見難かったです。見た目がごつくて敬遠したSIG P226にすれば良かったかな・・。
ちなみに最後に妻はショットガンを文字通りぶっぱなしました。思いっきりのけぞって「これはもう撃たなくていい」と言っておりました(笑)。
終了後にターゲットを確認。下の写真が今回のターゲットですが、左が1回目(リボルバー+45AUTO)、中が2回目(9mm)、右が妻の結果です。ターゲットの6点枠の幅が21cm、8点枠の幅が12.7cmです。
得点は1回目が308点、2回目が353点、妻は321点でした。二人共Sharp Shooterの称号を頂き、初めてにしては二人共すごいと言われましたが、個人的にはExpertが取れなかったことが悔しい!!少なくとも全弾9点内に入れているイメージだったので・・・。
その後、自宅の8.5mレンジ(早い話が廊下)でグロックのガスガンで撃ったものと並べてみました。距離が違うのでガスガンの方は1.17倍して10m相当にしてあります。上は銃をソファに載せての十分に時間をかけてのレスト射撃20発、下のものは銃を下げた状態(ロウレディ)から1秒に1発の間隔で10発を立射したものです。レストの方はともかく1秒に1発という早いペースでも実弾よりもかなりまとまっています。実弾の時は1発あたり5秒はかけていましたが・・。
何かが間違っているはずだということで、こんなDVDを見つけたので試しに買ってみました。
目からウロコでした。インストラクターはともかくアシスタントの女の子が実に綺麗なフォームで撃っていて、正確にターゲットを捉えていました。しかも今時はウィーバースタンスは流行らずアイソサリーズ(アイソセレス)スタンスが中心で両腕を均等に伸ばすのが主流だとか。スタンスはともかく銃を強く握ってリコイルを抑えこむのではなく、むしろ力を抜いてリラックスすることで自然と跳ね上がった腕が元の位置に降りてくるとか、腕をつっぱらないようにすることでリコイルを吸収するとか。
ああ、行く前に見ておけばよかった。というよりもう一度撃ちたい。というよりも今度はコンバットシューティングもやってみたい。
ちなみにDVDに出ているアシスタントの上矢ゆいさんは今や国内の女性トップシューターだそうで、DVDでもインストラクターに何度も「空気よめよ・・。」と言われていたのが面白かったです(笑)。
またグアムに行って射撃をしようと心に誓った、グアム in 実弾射撃、じゃなくて弟の結婚式でした。次回に向けて練習しておかなければ(笑)。
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