ペンタックス K-5シリーズ

ガジェット

先日、ニコンのD90からペンタックスのK-5IIsに乗り換えましたが、レンズやボディが増えてきたので記事にしてみました。

Pentax K-5IIs

一眼レフを初めて買ったのはニコンのD90でした。それまで持っていたコンパクトデジカメとは高感度性能や写りが別次元で、ボケを活かした絵が取れる、レンズを交換して楽しめる、などとても重宝しておりました。

が、どうも持っていた個体がかなり強い後ピンだったようで、どのレンズを使ってもほとんど後ろにフォーカスしておりました。おかげで楽譜にボウイングを付けたものを写真に撮ってアップしたものがみんなピンぼけになっていたり、発表会での写真もピンが甘いモノが多かったです。

カメラにAFの微調整が付いていれば良かったのですがD90にはついておらず。ニコンに出してAFを調整してもらう費用と、本体をD7000など後継のAF微調整付きのモデルに買い換えるかを天秤にかけ、本体を買い換えることにしました。

その頃はD7100というD7000の後継も出ていましたが出始めなので非常に高価で、また高画素というのも発表会など室内メインの私には不要だったためD7000の中古を探しました。しかしなかなか良い物が見つからない。

そんな時ちょうどペンタックスのK-5シリーズを見かけました。D7000と同等のセンサーを使っているのになぜか安い。調べてみるとブランドイメージやシェアの少なさからの不人気などで中古が割安になっているらしくモノは良いらしい。そして再度、D7000を買うのとD90他ニコンレンズを全て売却してペンタックスのK-5に乗り換える費用を天秤にかけ、結局K-5に乗り換えました。

現在所有しているのはローパスレスのK-5IIsと無印のK-5です。発表会などでは定点とスナップで2台あると便利ですし、妻も写真やってみたいとのことだったので2台体制にしました。

Pentax K-5IIs & K-5

K-5IIsもK-5もそうですが、D90から乗り換えた時に感じたのが質感の高さ。プラスチックのD90からするとマグネシウムボディのK-5では持った時の重さもずっしり来ますし、その重厚感は所有する喜びすら感じさせるものでした。シャッター音も抑えが効いて静か。BMWのドアを閉めた時の重厚感と似ているといったら言いすぎでしょうか。特にK-5の方は中古で3万円を切る価格だったというのが信じられないくらいです。

AF微調整は候補となっていたD7000と同じくレンズ毎に設定が記憶されます。今の一眼レフでは当たり前の機能ですが、一度調整しておけばレンズを交換してもAFも合うというのは実に便利です。幸いどちらのボディも極端なAFズレはありませんでしたが、レンズに合わせて微調整をかけて使っています。楽譜を撮った時にAFがビシビシ合ってクッキリ写真が撮れるのに感動しました。まあそれが普通なのでしょうが・・。

APS-C史上最強と言われる高感度性能も素晴らしいです。D90も悪くはありませんでしたが、K-5はさらにその2段くらい上を行く感じです。D90もISO1600くらいまでは常用出来ましたが、K-5はISO3200でもそれ以上に綺麗で、等倍に拡大などしなければISO5000~6400も使えるくらいです。

後継のK-3などは2400万画素と画素数を増やす方向に行ってしまったため高感度性能はむしろ落ちてしまったようです。K-5シリーズは1600万画素と無理のない画素数で高感度の性能が高く、そういった意味でもK-5は自分の目的にピッタリでした。D7000なども同じセンサーを使っていて評価が高いですが、エンジンの違いからか若干K-5の方が良いという話をよく聞きます。これ以上求めるのであればその辺のフルサイズを飛ばしてソニーのA7sあたりまで行くしかないですね。

K-5IIsは暗所でのAF性能が凄いですね。薄暗くて普通のカメラならとてもAFが作動しないような場面でもかなりの確率でAFが正確に合わせてくれます。これには驚きました。K-5の方もそれほど悪いわけではないですが、暗いところではK-5IIsを用意したほうが良さそうです。

K-5IIsはK-5に対してローパスレス、F2.8光束対応AFセンサー、-3EV対応AFなどが違いますが、ローパスレスによる解像感を除けばほとんど写りは同等です。2014年の後半での中古価格がK-5IIsが4万円台、K-5が3万を切るということを考えると、むしろK-5のお買い得感が強いですね。もう一台予備に欲しいくらいです(笑)。

写りも全体的にD90よりも良く感じます。D90と同じようなレンズを付けた時でも、色乗りというか空気感というか雰囲気の良い写真になったように感じました。スペックに現れない部分ですが私としてはかなり違いを感じましたし、とても満足した部分でもあります。これは私がペンタックスの絵が好きということなのかもしれません。

ペンタックスはボディ内手ぶれ補正を搭載しているため、現在市販されているペンタックス用レンズにはほとんど手ぶれ補正付きがありません。補正の強さでいうとレンズ内手ぶれの方が強く、タムロンなどの4段分補正に比べるとボディ側の公称3段体感2段分の補正は頼りないのですが、単焦点レンズなどのそもそも手ぶれ補正のつかないレンズでも手ぶれ補正が効くので、単焦点ではニコンやキヤノンより常に2段分くらいシャッター速度を稼げるというのは心強いです。積極的に単焦点を使いたくなります。

現在所有しているレンズは、

・シグマ 18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
・シグマ 17-50mm F2.8 EX DC HSM
・ペンタックス FA50mm F1.4
・ペンタックス DA 35mm F2.4 AL

です。レンズの詳細は別途書きますが、妻のK-5にはDA35をほぼ付けっぱなし、私のK-5IIsは残りの3つのレンズを必要に応じて使い分けています。ちなみにその3つでは一番安かったFA50が一番のお気に入りです。

Pentax K-5IIs + FA50

ペンタックスのレンズは新商品はあまり登場しませんしサードパーティからもなかなか出てきませんが、古いレンズに良いものがたくさんあるのが魅力です。中古レンズ探しも楽しく心がぴょんぴょんします。

このペンタックスのK-5シリーズはD90を買った時よりも満足度が高く、半年経った今でも手に取るとワクワクします。今後フルサイズも出るみたいですししばらくはペンタックス党になりそうです。

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