先日、Viva MusicaのDiamondという新しい肩当てを入手したのですが、そのレビューを書くときにいろいろな肩当ての重さを量ってみましたので、先にそちらを公開します。
まずはMach One。15年前の初期モデルで、脚のみKUNの3/4サイズのものに換えてあります。さすがに軽いです。響きの抑制が非常に小さく、それまでの肩当てから付け替えた時に楽器の鳴りにびっくりした覚えがあります。48g。
続いて同じくMach OneのHook。これは最近購入したもので、木の表面仕上げなどずいぶん変わりました。こちらも軽いです。こちらも楽器の鳴りが非常に良いです。52g。
KUN Bravo。こちらはさすがに重いですね。本体の剛性感はさすがですが、人によっては硬すぎると感じるかもしれません。標準のKUNよりは剛性感からか響きは良いですが、Mach Oneとは比べるべくもありません。81g。
Bonmusicaは最重量かもしれません。大きさがあるのでそれほど重たくは感じませんが、音はやはりかなり抑制されます。でもそれ以上に体にフィットして良い演奏が出来るのであればこの肩当てを使う意味も十分にあります。98g。
記事執筆中のViva La MusicaのDiamond。思ったほどは軽くないですが、容積からか見た目からか軽く感じるのが不思議です。楽器の鳴りは驚きのMach One以上でした。Light色。62g。
こちらはDark。Lightよりちょっとだけ重いですが、単なる個体差だと思います。64g。
初期のMach Oneにあったプラスチック製の廉価モデル。3500円程度とリーズナブルだったのですが、剛性はなく、パッドの左右幅が足りず、特に肝心の胸骨に乗る部分のパッドがないため非常にフィッティングが悪いという、実に中途半端なモデルでした。最近見かけるM-07というモデルは使ったことがないのですが、そちらは胸骨側までカバーされてますし問題ないと思います。53g。
元祖スイングのViva Compact。ほぼ同じ重さで軽いですが、本体の剛性が全くないためにしなって脚が広がってすぐに外れる肩当てでした。音もあまり良くなく、振動の抑制というよりも吸音という印象を受けました。すでに脚のゴムにひび割れが見られます。61g。
同ヴィオラ用。大きい分だけ重さがあります。71g。
しかしこう並べてみると、48gのMach Oneと98gのBonmusicaではほぼ倍の重さで、肩当てを付けた状態で楽器を持った時に明らかに重さの違いを感じます。音ももちろん重さから来る振動抑制がBonmusicaの方がはるかに大きく、音量も響きもかなり差があります。
そう考えると、62gあるViva La MusicaのDiamondの鳴りは素晴らしいと思います。詳細は続編記事にて・・・。
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