マーラー交響曲第2番「復活」

ヴァイオリン

GWの最終日5/6(日)、杉並公会堂で行われたモーニングフィルの第6回演奏会「マーラー復活」に出演してきました。

今までと同じく今回のマーラー交響曲第2番「復活」も初めてでした。それまでマーラー自体一度も弾いたことがなかったのですが、気づくとこのオケで半分以上制覇しているような。

今回の復活も演奏時間80~90分という大曲で、通常のオケ編成に加えてハープ2台、バンダ、合唱、さらにソリストとしてソプラノとアルトという豪華な編成。練習は5/3~5の三日間。なんとか形にするというだけでも大変でした。ちなみに1stVnの楽譜は27ページ。マーラーの中ではそんなに多くない方だ、と思ってしまう所が怖いところです。

当日のGPは一時間弱で音の確認くらいになりましたが、なんだかいつもよりもテンポが早いのが気がかり。

さていよいよ本番。今回は合唱も入ったためかお客さんもなかなかの盛況でしたが、演奏そのものはGPで予感したとおり、緊張からか全体的にテンポが速めでドキドキしました。特に1楽章の最初や3楽章。3楽章のテンポには本当に驚きました。え?みんな大丈夫?なにが起きた?ってくらい。かといってアンサンブルが難しいためブレーキをかけるわけにもいかず、コントロールが難しかったです。

そうそう、3楽章では自分のソロにテンポの速いスピッカートのフレーズがあったのですが、正直このテンポは想定外でしたし、一度も弾いたことがないスピードでいきなり本番。崩壊しないか怖かったのですがなんとか無事に乗り切れてホッ。

その後はオケも落ち着いてきてソプラノの宇田川かおりさん、アルトの愛甲久美さんの両ソリストに自分のソロも混ぜていただいたり。合唱も加わった優雅な音楽へと移り変わり、そして感動的なフィナーレ。なかなか良い演奏会でした。

また普段あまり声楽の方とは接点もなく歌声を聴く機会も少ないのですが、今回はたっぷり楽しませていただきました。歌につけて伴奏しているとき、次の一音一音がどう来るんだろう、どう表現されるんだろうとわくわくしながら演奏しました。特にアウフタクトから次の小節の頭の音に移行する時など、自分も一緒に歌っている気分になって文字通り呼吸を合わせている瞬間は格別でしたし、お二人の音楽性にも感服いたしました。なかなかヴァイオリンであんな風には歌えませんね!

ソプラノの宇田川かおりさん、アルトの愛甲久美さんと。
<ソプラノの宇田川かおりさん、アルトの愛甲久美さんと。>

終演後は短い時間でしたが打ち上げにも参加し、出演者のみなさんと疲れを癒しました。楽しかったです。

このような貴重な機会を頂き本当に感謝しております。関係者の皆様、ありがとうございました。

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