F1イタリアGP、琢磨16位完走
F1のイタリアGP、琢磨は頑張りましたが16位フィニッシュがやっとでした。
フリー走行、FP1では記録しているそれほどタイムは悪くないのですがペースはあまり良くない状況。デヴィッドソンはトラブルでFP2を6周しか走れず。FP3では2台ともあまり良いタイムを記録できず。
どちらかというとフリー走行ではデヴィッドソンが不運に見舞われたのですが、予選では琢磨に不運が。1回目のアタックではそこそこのタイムを記録しておきながら、2回目のアタックでミスをし、それが致命傷となってギリギリ17位でQ1進出できず。逆にデヴィッドソンはあまり良いタイムを一回目のアタックでは記録できなかったものの、2回目のアタックが成功しQ2進出。
結局デヴィッドソンもQ2では14位に沈みましたが、ここしばらくは琢磨の方にいろんな不運やトラブルが頻発していて、琢磨が予選でデヴィッドソンに負け続けています。前半戦で運を使い果たしてしまったのでしょうか・・・。
決勝ではいつものロケットスタートと混乱の中で巧にポジションを上げる琢磨の走りに期待していましたが、逆にブレーキトラブルにより最後尾まで転落。
その後はつらいレースだったようで、ずっとスパイカーの後ろについて走ることになりポジションも上げられず仕舞い。しかし後半はブレーキの状態が改善したようで、次第にペースアップ、オーバーテイクを繰り返して、最終的にはデヴィッドソンとラルフのすぐ後ろにつけて16位フィニッシュ。一時のポジションダウンとタイム差を考えたら良いレースだったように思います。
逆にデヴィッドソンは前半の良いポジションを生かせず、接触でディフューザーを壊したこともありペースが上がらず14位フィニッシュ。順位はともかく内容はあまり芳しくないレースでした。
スーパーアグリはフリーでのデヴィッドソン、そしてここ数戦続いている琢磨の予選でのトラブルなど、まだまだ課題が多いようです。シーズンも後半になり開発面などで他のチームに比べて苦しいとは思いますが、だからこそ信頼性、そしてチームのミスをなくして良い成績を上げて欲しいです。
さてトップ争い。
フリー走行からマクラーレンの有利は揺るがず、フェラーリはライコネンのクラッシュもあり、マッサが予選3位、ライコネンは5位を取るのがやっと。マクラーレンの圧倒的有利の状況は予選でも変わらず、アロンソがポール、ハミルトンはどうも最終のパラボリカを最後まで攻略出来なかったようで、予選2位。それでもハミルトンはマッサとは大差でした。
決勝はちょっとつまらないレースでした。まずマッサがサスペンショントラブルで脱落したことで今日の楽しみの50%が消え、そして2位を走るハミルトンが先にピットインし、燃料給油量が少なかったのを見たときに「今日の楽しみはもうなくなった」と思いました。もちろん琢磨が序盤で最後尾まで転落したのも大きかったですが。
しかしハイライトは終盤にありました。1ストップ作戦のライコネンに対し、2ストップのハミルトンはペースが十分でなく、2回目のピットでライコネンの先行を許します。解説で「追いつくのは簡単でしょうが、抜くのは・・」といっているそばから1コーナーでズバッとインに入り、ライコネンをオーバーテイク! やや距離がある状況だったのでライコネンもラインが甘かったようで、逆にハミルトンにとってはちょっと距離があってもフレッシュタイヤのチャンスを生かせる数少ないチャンス。鋭いブレーキングとリヤをスライドさせながらのターンイン。お見事としかいいようがありません。
この時点でフェラーリピットは意気消沈。しかしよく考えてみれば元に戻っただけ。ライコネンが作戦の良さでかろうじて前に出たが結局抜きかえされてしまったというだけのことです。
今回はアロンソがハミルトンを圧倒したレースになりました。ハミルトンはどうもパラボリカを含めこのサーキットには課題があるようです。今シーズン、アロンソがハミルトンにきっちり勝ったレースはあまりなかったので、アロンソにとっては非常に良いレース、ハミルトンにとっては悔しいレースだったことでしょう。
チャンピオン争いに目を向けると、マッサがほぼ脱落、ライコネンもかなり厳しい、結局はアロンソとハミルトンの争いに絞られそうです。しかし解説で「これからは4人のうち運の悪いドライバーが脱落していく」と言っていましたが、まさにそうなりそうで怖いです。
マッサは最後方からのスタートが2回、リタイヤが1回、失格が1回。ライコネンはリタイヤが2回。
それに対し、マクラーレンの2台はほとんどトラブル無し。が、その中でもハミルトンはタイヤバーストやハブの問題で予選中や決勝中にトラブルに見舞われて順位を落としているに対し、アロンソは全くなし。
マクラーレンとフェラーリを比較するには信頼性の違いもあるので運と呼べない部分もありますが、フェラーリの二人はいろいろな意味で不運が多いように思います。またリーダーのハミルトンも対アロンソで比べるとやはり不運が多いような気がします。それでいながらポイントリーダーというのは立派ですが。
今シーズン、運不運がなければハミルトンはさらにポイントをリードしていたでしょうから、もしチャンピオンがマクラーレンの2台に絞られるのであれば、今シーズンの全ての走りを考えるとやはりハミルトンがチャンピオンにふさわしいと思いますし、チャンピオンを取ってもらいたいと思います。フェラーリファンとしては残念ですが・・。
アロンソは・・・がんばっているとは思いますが、ミスを連発した不甲斐ないレースがいくつもありましたし、大きなトラブルのあったルーキーのハミルトンにポイントを先行されているという意味では、今年はやはりアロンソの年ではないと思います。
マクラーレンに対してはスパイ疑惑で今シーズンの結果がどうなるかまだわからないところがあります。そういう意味ではライコネンとマッサ、お互いまだチャンピオンの可能性があるわけですからがんばってもらいたいものです。
スパイ疑惑、マクラーレンがもしも選手権ポイントを剥奪されるとしたら、それは非常に残念なことですし、出来ればそれはそうならないで欲しいと思います。
しかし、もし疑惑が事実であれば、選手権が盛り上がらなくなる、またそれに与える影響が大きいという理由で、トップチームの選手権剥奪をためらうようなことだけはあってはならないと思います。どのような結末になるか、良いニュースを期待しつつも厳しい目で見守りたいと思います。
さて今週末はベルギーGPです。フェラーリ有利と言われるコースでどのような戦いが繰り広げられるか、楽しみにしています。
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