2015 発表会 in プラザウエスト

ヴァイオリン

去る2015年10月18日は当教室の発表会「Silver-tone Concert “Dolce”」をプラザウエストさくらホールにて行いました。もう4回目になります。

Silver-tone Concert
「Silver-tone Concert “Dolce”」

プラザウエストは交通の便が悪いというところはあるのですが非常に音響が良く、そのような立派なホールを発表会で使えるというのもありがたい限りです。

いつものように10時前に会場入りし、生徒さんたちが来る前に軽く講師演奏のリハ。朝一なので手が動きませんが、講師演奏の時はそこから6時間楽器を触れず一発勝負。しかも譜面台や機材など物を運んだ疲れきった手、一日駆けずり回った体で弾くのでもっと動かないと思いますが、まあ講師演奏はオマケなので・・。生徒さんたちが主役なのでいいんです。

リハが始まる前までに機材のセッティング。3脚やら機材やらをそれぞれの場所に置きに行くだけでも一苦労です。

今回はビデオは去年の反省を踏まえ、ビデオカメラ2台+生徒さんに借りた1台の計3台体制。友人に頼んでパンやズーム操作などをしてもらうメインカメラ(XR500V)はAC電源を使用し客席後方センター右寄りに設置、固定のサブカメラ(CX560V)はバッテリーで客席後方のセンター中央、お借りしたカメラ(CX270V)は同じくバッテリーで客席中腹の右寄りにそれぞれ設置。3台あれば何かあっても1台は動いているでしょう。

写真の方はPentaxのK-5IIsとK-5。K-5IIsの方はFA50F1.4の単焦点を付けて私がリハと本番中の舞台袖スナップ用に使い、K-5にはシグマ18-250mmを付けて友人にお願いしました。

録音はホールの3点吊りマイクからのCD録音。それにローランドのR-05もラインアウトからつないで録音のバックアップとしました。

しかしセッティングをしている途中でステマネ(生徒さん)からリハ開始の合図が。機材を後回しにしてまずはリハーサルです。

一週間前の文化センターでのピアノ合わせの効果もあってかいつもよりはみなさん緊張が少なめに見えました。いつもは自宅で事前にピアノ合わせをしているのですが、今回は文化センターの練習室を借りていつもより多くの生徒さんが見ている前での合わせをしました。その時はみなさんド緊張でしたが、その分本番当日の緊張が和らいだように感じました。

リハ中は生徒さんの調弦、アドバイス、スナップ撮り、空いた時間でセッティングの続きをしたりと。ずっと動きっぱなしでした。それもちょっと空いたら楽屋でおにぎり食べたり。補給は大事。

リハの時に一番気になったのが立ち位置と体の向き。事前に説明しておいてもなかなかステージに立つと勝手が違うのか、妙にセンターから外れたり変な方を向いたり。ステージには譜面台位置やお辞儀用の目印は貼っておいたのですが、急遽本番前にステージに演奏立ち位置用の目印を追加しました。

さていよいよ本番。録音のほうまで手が回らず本番開始前にバタバタしてしまいましたが、無事にRECスタートしてから本番開始。

Silver-tone Concert

本番は最初は順調でした。・・・がやはり本番には魔物が潜んでいました。途中からは落ちてしまう方、緊張で思うように弾けない方、肩当てが外れてしまう方、などなど・・・。でもそれぞれに上手く持ち直して最終的には皆きちんと完走しましたし、みんな優秀な生徒さんたちですから存分に力を発揮できたのではと思います。ハプニングがあったりすると動揺しますが、それを乗り越えた後はむしろ普段よりも上手く行ったりなど、ステージは面白いものだと改めて思いました。

Silver-tone Concert

「いもむしごろごろ」から「イタリア組曲」まで生徒さん全員の演奏が無事終了し、恒例のカノンときらきら星の合奏。ソロが終わって皆リラックスした表情で弾いていました。しかし総勢20名のサウンドはなかなか迫力があり、聴いているとさすがに気分が高揚します。

Silver-tone Concert

最後は講師演奏。今回はモーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423 第3楽章を私がヴァイオリン、妻がヴィオラで演奏しました。毎度のこと疲れきっておりましたが楽しんで頂けたのであれば幸いです。

終演後は写真撮影。全体写真は人数が多いと必ず誰かが目をつぶってしまっているので、多目に撮ってもらいました。目の部分だけ他の写真と入れ替えるのはなかなか大変ですので・・。

Silver-tone Concert
「Silver-tone Concert “Dolce” 出演者および講師の私達」

その後はビデオでの生徒さんの終演後コメント撮りを友人にお願いし、機材の片付け。ビデオカメラ、一眼レフ、三脚、レコーダーなど数が多いので、片付けが済んで一息ついた時には大多数の生徒さんは打ち上げ会場に向かうかお帰りになられるかしておりました。終演後にお一人お一人とお話が出来なかったのは心残りですが、なにせ時間が押していて撤収するだけで精一杯でした。

そしてそして打ち上げ。生徒の皆さんには、苦しい思いをして頑張って練習して本番のステージに立つのはその後に待っているおいしいビールのためです、と常日頃言っておりますが、それは私達だって同じでおいしいビールのために頑張るのです。発表会の後のビール、ここは譲れません。

打ち上げでは1次会~2次会と発表会や音楽の話、全く関係ない話などで盛り上がり、最後には電車もなくなってタクシーで帰りました。遠方から来てくれた写真撮影スタッフの友人がその日のうちに帰れなかったのは申し訳なかった!!

さてさて今回もいろいろ機材関係で課題がありました。まず録音では準備が不十分だったためにCDのみあるいはレコーダーのみでバックアップがない時間が出来てしまいました。2重で録っているので録音の漏れはないのですが、録音に穴が空く可能性があったのとソースが分散して後の編集が大変になりました。録音をメインで面倒をみるスタッフが一人必要だったかもしれません。

それからビデオはサブ1のカメラ(CX560V)がバッテリー切れで途中で落ちました。予備のバッテリーはたくさんあったのでバッテリー交換してくれて途中から復旧はしておりますし、カメラも3台あるのであまり問題はないのですが、センサーの大きなビデオカメラはバッテリー消費も多いので次回はこちらもAC電源につなぐ必要がありそうです。

それとカメラ。やはりK-5とシグマ18-250mmではテレ端がF6.3で、ISO800では厳しかったようです。明るいレンズを入手するか(60-250F4?)、別途高感度に強いカメラ(α7s?)があったほうがよさそうです。私がK-5IIsで舞台袖で出演前の生徒さんを撮ったスナップもぶれまくりで(50mmF1.4、ISO3200、1/6s)、使える写真がどれだけあるか・・というところでした。暗所AFの強さだけは発揮出来ましたが。

今回出演されない生徒さんのお一人がスタッフとしてお手伝い頂いたのは大変助かりました。やはりリハから本番と手が足りず、リハのタイムキーパー、いない人を探しに行く、譜面台の出し入れ他、足りないところを助けて頂きました。お願いして正解でした。Kさんありがとうございました。

それから毎回影アナウンスと譜めくりをお手伝い下さるHさん、全てを安心してお任せ出来るのは本当に心強いです。写真撮影とビデオ撮影を遠方からお手伝い下さったKさんHさん、いろいろ気を利かせてもらえて本当に助かりました。伴奏をうちの多彩な生徒さんに上手く合わせてくださるS先生にも本当にお世話になりました。そして生徒さんのご家族、ご来場のお客様、事務処理のほとんどを一人でこなしてくれた妻、本当にありがとうございます。皆様に厚く御礼申し上げます。

膨大な写真とビデオと録音を前にPCと格闘する日々が続きそうですが、生徒の皆さんは来年2~3月にミニ発表会が次の目標になりますね。気楽な企画ですがまた楽しんで頂けたらと思います。

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