selle SMP strike extra
selleのSMPシリーズは、センターに大きな穴、大胆なSの字シェイプが非常に特徴的なサドルで、一見取っつきにくい印象があります。
評判は非常に高く、きちんとフィッティング出来れば「もうこのサドルしかない」という位に快適なようですが、合わないと地獄という両刃の剣らしい。
というサドルなので、いきなり高級モデルを試すのはやめてGiantのCS3200オーバーホール時に下から2番目のグレードである、selle SMP strike extraを装着してみました。
最初のセッティングはS字の前側の山と後端とがほぼ水平になるようにして乗ってみました。しかし・・・どこに座ったらいいのかわからない。おまけに穴の縁の部分が当たるし、後端の方もフラットな部分がなく、どこに座っても違和感あり。
しばらく走って少し前下がりにしてみました。すると少し前の方に座るようになるせいか、座骨は痛くなくなるもののその前の方がゴツゴツして痛い。
そして今度は少し後ろ下がりにしてみました(下記写真)。
この状態で妻とのんびりサイクリングに行きましたが、水平や前下がりよりは良さそうです。がやはりまだ違和感があり、30分ほど走るとサドルと当たる複数の箇所が痛くなります。
そこで上の写真よりさらに後ろ下がりにしてみました。するとなんか快適。スッとサドルの「当たる」感覚がなくなり楽な感じになりました。しばらくすると少し痛くなってきますが、違和感があるという程度でそれ以上は痛くならないので、このまま少し距離を走っても大丈夫そうです。
SMPシリーズはサドルに体重が乗らず、前傾姿勢で走るロード向けかもしれません。そのため、アップライトポジションでのんびりサイクリング(時速15km程度)では体重がサドルにかかりすぎるかもしれません。思った以上に後ろ下がりにしなければならなかったのも、ロードとの前傾角度を考えれば納得がいきます。
また、strike extraはコンフォートサドルにしてはクッションが固く、また後端の座骨が乗る付近が上位モデルと比べてもフラット面が少ないため、コンフォートなのかレーシングなのかよくわからないところがあります。
サドルの先端は大きく下がっていますが、やや太さがあるためちょっとペダリング時に気になりました。この辺はコンフォート志向のようです。
もう少しフィッティングを研究する必要がありそうですが、SMPのコンセプト自体は良さそうです。今回はほとんど体重がサドルに乗るようなスローペースだったためサドルには厳しい条件でしたが、25km/h程度にでもペースを上げればペダルにも体重が分散して楽になるかとも思います。
ただ、strike extraはちょっと中途半端な感もあるので、クロスバイクであれば一番下のstrike trk menの方が良いかもしれません(重さはextraと同じ395g)。そしてロードならcompositeなど2万円クラスのモデルで細かくセッティングしていくのが良いのかなと思います。
(下記、上が最もコンフォートで、下に行くほどレーシングです)
一度、このselle SMP strike extraをロードの方に取り付けて試してみた方が良いかもしれません。ロードではフィジークのアリオネを使っていますが、時間があったら一度交換して載ってみたいと思います。
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