コバケンの70thアニバーサリー・コンサート その2
後半の最初はアイーダ。今回はこのコンサートのために結成された、様々な合唱団に所属するメンバーによる70thアニバーサリー祝祭合唱団が加わりました。オケはちょっと抑え、合唱団の歌声を楽しんで頂くようにしましたがいかがでしたでしょうか?音量を抑えてもやれることはたくさんあるので、自分としてはまた新しい発見があったりして楽しみました。

(画像提供:Timp高木さん)
ハンガリー舞曲の5番もコバケンワールド。常設のオケとは違い、棒に対する反応が遅れがちなオケなのですが、短期間でうまくまとまりましたね。4/3のリハはかなりヒヤヒヤでしたが(笑)、本番は本当に楽しかったです。
さてここで池田理代子さんが登場。ジャンニ・スキッキの「私のお父さん」などを歌われたのですが、ここでちょっとしたサプライズが。一旦袖に退場された池田理代子さんが花束を持ち「Happy birthday to you~」と歌いながら登場し、そこにオーケストラも一緒になって演奏したのです。やっぱり誕生日の記念コンサートですからね。
そしてもう一つは、後半から皇后陛下、美智子さまが、なんとこのコンサートにご臨席下さいました。スケジュールが厳しい中、このコンサートをセレクトし、お越しいただけたことは本当にありがたい事です。出演者には事前に知らされておりましたが、お客さんにはシークレット。驚かれた方も多かったことと思います。
マエストロ自ら、合唱団をバックに歌を歌ったというのもサプライズ。しかしマエストロは指揮だけでなくピアノも上手、そして歌まで。天はマエストロにいったいいくつ才能をお与えになったのでしょう。
ここで和太鼓が入り、小林研一郎作曲のパッサカリアより「夏祭り」。この曲も何度も演奏しているうちに毎回自分も含めて皆の演奏が変化していくのが面白いです。楽譜を見て弾くというクラシック音楽と、日本人独特の音楽性というものがいろいろなところでバランスを変え、いろいろな可能性を試すということが無意識に行われているような気がします。ヴァイオリンパートにとってはリコシェの良い練習にもなります(笑)。
そして最後はチャイコフスキーの「1812」。もうこれはマエストロの情熱に対して、オケの情熱も十分応えることが出来たのではないでしょうか。難しい曲なので細かい部分はいろいろありましたが、最後の会場全体をつつむ拍手、ブラボーやらの歓声、そしてスタンディングオベーション。このオケではいつも素晴らしい拍手をいただきますが、今まで一番の拍手だったように思います。ステージにいる自分も猛烈に感動しました。
2階席に上がったバンダとの時差はなかなか難しいものがありましたが、ただちょっと考えてみるとステージ上にいる我々は自分の音とバンダの音が合っていないといけないと思い込んでいますが、実はそれだと1階席ではややバンダが早く、2階席では完全にバンダが暴走しているように聞こえるはずです。もし冷静な耳を持っているのであれば、オケもバンダも、それぞれお互いがやや遅れて聞こえるくらいがちょうど良いのかもしれません。・・・なんてことを終わってから冷静に考えたり(笑)。
しかししかし。本当にすごい拍手でした。人生においてあれだけの拍手をもらえることが他にないだろうなと。とても感動的なコンサートでした。音楽って、オーケストラって本当に素晴らしい!
終演後はレセプション。マエストロの誕生日パーティーを兼ねていたため、多くの著名人がお見えでした。誰もが知っているスポーツ選手や社長、俳優さんなどなど。お食事もとてもおいしかったです。
レセプション会場では今までお話したことのないオケメンバーと数多くお話出来ました。人数が多いのでいろいろ声をかけたつもりでもどうしても一度もお話したことのない方がたくさんいらっしゃるんですよね。音楽の話、他愛のない話で盛り上がりましたし、そこにいろいろなヒントもあったりして、とても有意義な時間でした。
レセプション後は有志で2次会へ。結局家についたのは25時前でした(笑)。
今まではマエストロやスタッフにとても感謝をしておりましたが、今回はそれに加えてこの素晴らしい仲間たちに感謝したいです。
次回はまだ決まっていませんが、きっとまたこのオーケストラで演奏が出来ることを楽しみにしています。
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デジタル一眼での画像、さっそくご活用いただけたようで光栄です。
アニバーサリーコンサート、本当に至福のひとときを分けていただきましたね。
我々は確かに常設のオケではありませんが、決して「棒に遅れがちなオケ」じゃないと思いますよ。打楽器の位置(=オケの一番後ろ)にいて、1週間前のリハで「ハンガリアン舞曲」などがうまく合わなかったのは、サントリーホールのような大きな空間の響きに慣れてない、ということじゃないかと…。
とっても素晴らしく響くホールなんだけど、強弱やテンポの揺れの激しい曲になるととくに、ステージ上でお互いの音が聞き取りづらくなる。オケの前と後ろとで、音の時間差のようなものもかなりある上に、自分の出した音が遠くへ飛んで行って溶け込んでしまって不安になる…
目と耳をかなり研ぎ澄ませていないと、音の迷子になってしまうんです。打楽器にとってもこれはとっても怖いことでしたよ!
でも、さすがはコバケンとその仲間たち。皆さんそのあたりのコツをさっとつかんで、本番当日は素晴らしいアンサンブルだったと思いますよ。
当該コンサートについて伺っておりませんが、気になることがあるので「コメント」させていただきます。
*小林研一郎氏、瀬崎明日香氏の写真がありますが、肖像権をクリアしているのでしょうか。もしくは主催者側の許諾をとっているのでしょうか。
*テインパニの方の撮影とありますが、リハーサルの最中に本当にプレーヤーが撮影したのでしょうか。そうしたことが許されるオーケストラなのでしょうか。
*詳細な記述について、団体の主催者ではなく、団体の個人がここまで公表するということは驚きですが、これについて主催者側の許諾をとっているのですか。特に皇后陛下ご来臨の事実について。
以上「モラル」についての確認コメントです。
Akira Tさま>
コメント&写真ありがとうございます。棒に遅れるというのは、特にVnパートにおいて飛び出ることを怖がってしまって、人が出たら自分も入る、みたいになって消極的になってしまうことが見受けられたのです。全体で見たら遅れることはなかったかもしれません!
村上 陽さま>
コメントありがとうございます。写真、詳細な記述については、写真のサイズや、出演者や関係者にとって不利益になるものかどうか、一般のお客様が同様の記事をお書きになる可能性、事前の記述によってセキュリティに問題が生じるか、などを総合的に勘案し、私として良識の範囲内と判断して記事のタイミングも含め掲載しております。またリハ中の撮影に関しても、演奏会の趣旨や様々な事情を勘案し、問題がないものと考えております。以上が、モラルという観点での私の判断です。
もちろん不備については村上様ご指摘以上にもあるかと思いますが、それ以上につきましてはモラルの基準は人それぞれですし、村上様の不利益になる場合は当然のこと、特的個人の不利益になると判断される場合においても主催者等にご指摘いただければと思います。記事の削除や写真の削除についても、問題があれば確実に対処いたします。
内容を詳しく書く事は必ずしも正しいとは限りませんが、多くの方に記事を楽しみにしているとのコメントも頂いております。今後も良識の範囲内でいろいろな方のご意見を参考にしながら記事を書かせていただこうかと思っております。