10/28、市民会館うらわのコンサート室にて、初の自主開催による発表会を行いました。ちなみに発表会のタイトルは、
「Silver-tone Concert “Amabile”」
直前まで決まらず色々悩んだのですが最後は勢いで付けました。深い意味はないのですが一応今回のテーマを「Amabile」としました。「愛」のつく曲がいくつかありましたし。
今までも他教室との合同で何回か発表会は行ってきました。最初はそれでも良かったのですが、出演する生徒数が増えるに従って他教室の生徒さんとの人数比が大きくなり、全体の人数も多くなりすぎてしまってきたので自主開催に踏み切ることにしました。
いざ自主開催となると何から何まで自分たちでやらなければなりません。ホールの予約、花の手配、プログラムの作成、お手伝いスタッフのお願いetc・・・。妻がほとんどをやってくれたのですが想像以上に大変でした。
前の週にピアノの先生にお越しいただきピアノ合わせをしたのですが、生徒の皆さん緊張でハプニング続出。本番は大丈夫だろうか・・。
そして当日。あいにくの雨となりましたが、予定通り10時前に会場入り。会場設営を始めているとお手伝いの生徒さんが。今回はお休みしている生徒さんに受付やカメラマンなどのお手伝いをお願いしたのですが、いろいろと気を利かせて動いてくれてとても助かりました。
自分もビデオカメラや録音のセッティング。ビデオカメラはSonyのHDR-XR500V。フルハイビジョンで暗所に強い裏面CMOS、後継モデルよりも望遠寄りのズームで、まさにこうしたコンサートの撮影にうってつけ。
録音はビデオカメラのマイク音質が良くないのでZoom-H4で別録りしてましたが、このH4が高音域に弱く、特にヴァイオリンの倍音が綺麗に取れない、おまけにバッテリーも持たない、2GB毎で録音に空白ができるのは24bit-96kHzでは致命的、と不満だらけ。ということで直前にRolandのR-05を新調しました。テストで家で録りましたが高音域の伸びがぜんぜん違う。これで録音も安心。
リハーサルも終わり、いよいよ本番。はじまってからは譜面台の出し入れ、ピアノの蓋の開け閉め、生徒さんの誘導とチューニングと息つく暇もありません。ちょっと長い曲だったりして余裕のあるときは舞台袖で演奏に耳を傾けていましたが、またそれはそれでドキドキ。フッと音がなくなって「あ、止まった!そろそろ出ていくか・・」と思っていると復活して引き直して胸をなでおろしたりと。カデンツァは何事も無くても「どうか止まらないで!!」とひたすら祈るのみです。
まあいろいろあったものの発表会という重圧の中、よく弾いてくれたと思います。ステージ上でパニックになってしまったり、はたまた楽器をステージに置いて退場する方がいなくてなによりでした(笑)。本番で良い演奏をすることの難しさは僕自身よく知っていますし、完全でなくてもステージで及第点の演奏が出来るだけでも大したものです。
「全員でのキラキラ星変奏曲」
で、最後に全員でのキラキラ星変奏曲が終わると今度は自分たちの番。自分で譜面台を出して、一旦戻って楽器を取っていざ演奏。ウォーミングアップなし(笑)。妻とベリオの協奏的二重奏曲Op.57-3の第3楽章を弾きました。
終演後は写真撮影をしてから来場者への挨拶もそこそこに片づけ&撤収。生徒さんに手伝ってもらって荷物を車に積み込み、一旦自宅に戻り、撮ってもらった写真のSDカードをPCにコピーしてからバスで打ち上げ会場へ。
打ち上げにはお手伝いの方、ピアノの先生にも加わっていただき、深夜まで盛り上がりました。さすがに疲れ果てて翌日は久々に昼まで寝てました(笑)。
初めての自主開催発表会でしたが、なんとか形に出来たかなと思いました。至らない点もあったかと思いますが、会場取り、当日の準備と受付、写真撮影、アナウンス、打ち上げの幹事など、多くの方にお手伝い頂きました。その方々のお力がなければこのような発表会は実現しなかったと思います。ありがとうございました。
そして何より、事前準備のほとんどを引き受けてくれた妻にも感謝しております。下見やお花の手配の他、毎日深夜までプログラム、スケジュール作成、案内状の作成、など本当に助かりました。一人では絶対に実現できませんでした。本当にありがとう!
発表会を終え、写真の整理なども一通り終わった今はビデオ編集をはじめています。ビデオカメラで取ったフルHD動画のファイルにR-05で別録りした録音を重ねるのですが、録音がデッドすぎてそのままではちょっと使えないので残響処理をいろいろ試してます。今までのビデオはAudacityにフリーのVSTプラグインを入れて使ってたのですがどうもいまいち。SIR使ってコンボリューションリバーブに挑戦してみようかな・・・。
次回はミニ発表会になるかと思いますが、合奏メインにするなどまたいろいろ企画したいと思います。生徒の皆様、どうぞお楽しみに!
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