Gewaのフルカーボン新型ヴァイオリンケース、Idea 1.8を購入しました。
今まで使っていたケースはBamのHigh-techの小ポケット付きでした。発売直後でまだ日本にほとんど入っていない時にアメリカから取り寄せて買ったものです。
当時はまだブログをはじめていなかったので、自サイトSilver-tone.comの日記を調べると、2003年の年末に買っていたことを思い出しました。すでに7年使っていることになります。
長い間使っていたためか、また初期モデルだったこともあってかケースがだんだん歪んできて、取っ手を持つと中央部の本体と蓋のかみ合わせの部分が開いてしまいました。雨が降ったら直接楽器に雨があたるかもしれません(笑)。
上の写真でも留め具のあたりはきちんとかみ合ってますが、取っ手に近づくにつれて開いております。下は拡大です。
で、いいケースが探しておりましたが、なかなかピンとくるものがありませんでした。デザインは良くても重いとか、強度が不安とか。
と思っていたら弦楽器フェアでGewaのカーボンケースを見かけました。スタイリッシュだけど参考出品かなあくらいにしか思っていなかったのですが、どうやら発売になったらしいという情報を耳にし、早速情報収集。
GewaのIdeaシリーズはチェロ用に出ていたものですが、ヴァイオリン用として2.3、2.0、1.8というラインナップがあるようです。数字がそのまま重量になっており、
・2.3kgの2.3はFRP製でカラフルなラインナップ。安価
・2.0kgの2.0は80%カーボンファイバーでホワイトシルバー調
・1.8kgの1.8は100%カーボンファイバーで黒。最も高価。
で、見た目は2.0が気になりましたが当然選ぶなら100%カーボン!(笑) しかも価格もなんちゃってカーボン(カーボン柄のものもカーボン製ではありません)のBamのHigh-techより安い。即決でした。
表面はカーボン地にクリア加工がされていてピカピカの光沢。キズが気になりますがいいんです、カーボンなら。
内装は非常にシンプル。弓ホルダーが2個というのが残念ですが我慢です。海外の情報なども集めると、弓ホルダーの位置が上と下とで2タイプあるようです。実用上はどちらでも良いです。
ネック脇に肩当用のストラップが付いているのですが、残念ながら愛用のBon Musicaは入りませんでした。ただ、普通の角ケースでやっていたようにKUN-Bravoなどの袋に入れてネック下に寝かせれば問題なしです。
BamのHigh-techに付属していなかったブランケットもついてます。High-techの時は他のケースのものを流用してました。さすがにこれがないと弓がホルダーから外れたときに心配です。まあ配置的に小物入れがエンドピン側に来ているのでそれだけでも安心感はありますが。ちなみに小物入れはベルクロで固定されているので取り外し可能です。
留め具は非常にスムーズです。GewaのJaegerのよう。High-techの留め具はあまり気に入らなかったのですが、現行のモデルはこれと同じようなものに変わっているかと思います。
High-techでは表に付いてた楽譜ポケットが背面についています。大きさはHigh-techの小ポケット付きのと同じくらい。大きめの楽譜が微妙に入らないサイズです(笑)。
ストラップは2本付属していてリュックのように背負うことも出来ます。ただストラップそのものも結構重いのと、経験上1本の方が使い勝手が良いので、1本しか付けないと思います。
蝶番はHigh-techが両脇2箇所なのに対し、中央にもついて計3箇所。このほうが安心です。High-techは蓋をあけたまま保管しないようにと注意書きがありました(歪むので)。
スタイリッシュと感じたのは厚みが薄いというのもあります。試しにHigh-techと並べてみました。丸みも加わってかなり薄く感じます。脇に抱えた時も体にフィットする感覚があります。
ちなみに重さですが、実測でストラップなしで1.9kg、ストラップ1本付きで2.1kgでした。High-techの実測はストラップなしで2.3kg、ストラップ1本付きで2.5kg(共にそのへんにあったブランケットも込み)だったのでそれに比べても相当軽いです。High-techもポケット無しのモデルはIdea 1.8と同じくらい軽いようですけど、Ideaはポケットついてますからね。
という具合でまだ持ち歩いてはいませんが、なかなか気に入りました。この1.8や2.0もそうですが、より安価でカラフルな2.3が日本にも入ってくると一気に人気出そうです。ちなみに国内定価は2.0が105000円、1.8が115000円ですが、国内未発売の2.3の国内定価は65000円くらいになるのかな。。。
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