音ズレ
スカパー!のクラシカジャパンで、カラヤン&ベルリンフィルの第九の放送があったので、録画して見てみました。
晩年のカラヤンとは違い、実にシャープでアグレッシブな指揮。まさにカリスマ。カッコイイ! 早振りがすごくて、よくあんなのでみんな演奏できるなぁ、さすがベルリンフィルだなぁと感心。
でもカラヤンってあんなに早振りだったかな~、と思って良くみたらオケも早弾き。弾いてから遅れて音が出てくるのです! ・・・なんて出来るわけはなく、単に映像と音声がずれていたのでした。
この映像と音声がずれる、いわゆる「音ズレ」ですが、大昔の録画に多いのは仕方がないとしても、結構最近の映像でもあったりします。オケの演奏の場合はそれほど気にならないのですが、ヴァイオリンソロの演奏だと指や弓の細かい動きも見たいので、どうしても音ズレが気になってしまいます。
先日もクレーメルのモーツァルト協奏曲5番の放送があったので録画しましたが、これも音ズレあり。名演なだけにくやしくて、DVD-RWに焼いてPCに取り込み、映像と音声を分けて編集してDVD-Rに焼き直す、なんていうかなりめんどくさいことをしてしまいました。
音ズレとは映像と音声がずれているということなのですが、ずれ方には2種類あります。一つは音声が映像に対して常に一定の時間ずれるケース、もう一つは時間が進むにつれ音声と映像がずれていくというケースです。
PCなどで修正する場合、一定の時間常にずれているという場合は比較的対処しやすいです。音声が映像に対して常に0.2秒遅れている場合であれば、映像と音声を分離した後、映像の最初の6コマ(1コマ=1/30秒なので0.2秒は6コマ分)を削るか、音声ファイルの先頭に空白の0.2秒を足してから再合成すればOKです。
問題は再生していくとだんだんずれていく場合。映像と音声のテープスピードが違うというような感じですが、これは単に頭やお尻を削ってどうにか出来るものではないのでやっかいです。あとのことを考えると映像の方はいじりたくないので音声をいじるのですが、音質の劣化をさせたくないのであれば単純に全体を引き延ばすか圧縮するかです。
クレーメルのものは前者と後者が組み合わさっていたため、まず前者で演奏はじめの音ズレをなくし、後者では演奏終了間際に約0.2秒の音声遅れがあったため、30分に対しての0.2秒、つまり音声を1.0001倍に引き延ばしました。しかし1.0001倍なんていう細かい設定が出来るソフトはなかなかなくて、窓の杜で見つけたaudacityというソフトを使ってなんとか出来ました。
引き延ばすことによってピッチも多少変わりますが、今回はA=442Hzが441.95Hzになるくらいなので誤差範囲でした。少なくとも僕には違いがわかりません(笑)。
音ズレは古い映像の場合の他、スカパー!などの放送でもありますが、中には市販されているDVD-Videoにもあったりするので困りものです。これまたPCに取り込んで音ズレ補正をしたくなりますが、こんなこと毎回やってられません。せめて有料放送と売り物くらいはきちんと編集しておいてもらいたいものですね。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 音ズレ
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://masagtir.com/mt/mt-tb.cgi/789

コメントする