安藤美姫選手、世界フィギュアスケート選手権で優勝
フィギュアスケートの世界大会で最も権威のある世界フィギュア選手権で、安藤美姫選手と浅田真央選手が見事に金銀獲得しました!
世界選手権での優勝者には世界チャンピオンの称号が与えられるそうですが、安藤選手は日本人では4人目になるそうです。
しかし本当に見事な演技でした。フリーでは緊張からかややおとなしい演技に見え、スパイラルでちょっとぐらつくシーンもありましたが、決めるところはきっちりこなし、終わってみればショート、フリーともにほぼノーミスに近い演技で自己ベストをマーク。
トリノの屈辱、多くのバッシングから這い上がり、世界チャンピオンにまでなった姿には本当に感動させられました。
僕も安藤選手はトリビアを見てハマった口ですが(笑)、今回、いや最近の姿は昔の「ミキティ」ではなく、すっかり「安藤美姫選手」になっており、その物腰と演技は一流アスリートのそれでした。
トリノの時はいろいろ言われましたが、安藤選手の才能に惚れ込んでいるコーチの話、誰にも真似できないジャンプでの回転スピードなど、やはり素晴らしい可能性を秘めた選手なのだと思っていました。まああの時点ではそれを他の人に言っても「安藤選手はねぇ・・」でしたが(笑)。
でもその予感が的中、いや当たって驚かされたのは2006年のスケートアメリカ。トリノの時とは全く違う体型、話し方に驚きました。そして安定感のある演技でトリノの荒川選手を上回る得点で優勝。いやいや今年の安藤選手は違うぞと思っていたら次の大会でも2位、グランプリファイナルでは体調崩して沈んだものの(それでも5位)、全日本選手権でも再び2位を獲得。
気づいてみれば今大会のプレスの事前予想でも2位にランクされるなど、世界の認めるトップ選手に。
そして今大会。まずはショートの演技を見たときに全日本選手権の時に比べてもさらに絞り込まれた体型に驚きました。演技もほとんど完璧で、TV実況でも八木沼さんが「安藤選手、今シーズンすべてショートはノーミス、これは本当に素晴らしいことです」と解説していましたが、確かに今シーズンのショートは全て65点以上。
フリーでも大変なプレッシャーの中、難しい技を次々と決め、終わってみれば金メダル獲得。ストイックなアスリートであろうとする安藤選手の意志と、ようやくプレッシャーから開放された19歳とが複雑に入り交じった涙の会見、非常に感動的でした。
公式練習で浅田真央選手やキムヨナ選手他、多くのトップ選手がジャンプで転倒を繰り返しているのを見たとき、フィギュアスケートという競技がいかにデリケートで難しいものであるか、ジャンプを一つ成功させることがどれだけ大変なことなのかということを改めて思い知らされました。
よく、「○○選手は失敗しなければ○○だった」、という言葉を聞きますが、失敗しないということこそが非常に難しいんですよね。モータースポーツと同じく「タラレバは禁物」という世界なのでしょう。そういう意味でも、安藤選手は本当に金メダルにふさわしい演技だったと思います。
とはいえ、浅田選手のように並外れた能力を持つ選手もいますし、勝ってなおさらなるレベルアップを迫られるでしょう。構成点が課題なのかなとも思いますが、やはり4回転ジャンプを大きな大会で成功させて欲しいですね。素人的には4回転サルコウ跳べるのなら3回転半のトリプルアクセルも跳べるのではと思ってしまいますが、ジャンプの種類が違うと全く別物になり各選手で得意不得意があるようですね。トリプルアクセルが跳べる浅田選手は3回転サルコウが苦手のようですし。
まだ19歳でありながら多くの試練を超えてきた安藤選手、今後のさらなる活躍に期待したいところです。
浅田選手は残念でしたね。でもフリーでのトリプルアクセル、その他の演技は本当に見事でした。ジャンプでミスがありながらの133点は驚異的です。ジャンプ、片手ビールマンスピンなど本当に素晴らしい技術を持ち、技と技のつなぎの技術や表現力もますます磨きがかかってきているように思います。今後が非常に楽しみです。
3位のキムヨナ選手もショートの演技は素晴らしかったです。トータルではまだ上の二人には及ばないようですが、フリーでも良い演技が出来て120点を超える点を取れるようになってきたら、二人にとって怖い存在になりそうですね。
中野選手もパーソナルベストを更新しました。演技も良かったですね。次回は是非トリプルアクセルを決めて180点越えを狙って欲しいです。
しかし、優勝した安藤選手も浅田選手も194~5点台という非常に高得点をマークし3位でも186点と、トリノ五輪をしのぐ非常にハイレベルな大会でした。その中で1、2位を独占した二人は本当に見事だと思いますが、今シーズンの世界大会で190点以上を2度以上記録した選手は安藤選手と浅田選手だけ。まさに勝つべき選手が勝った、そんな大会だったと思います。
男子でも銀メダルを獲得した高橋選手や織田選手、女子2強の安藤選手、浅田選手、それに中野選手、さらに層が厚すぎて今大会に出場できなかった他の有力選手達の来シーズンの活躍を楽しみにしています。
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