QNAP TS-109 IIを入れてみた
結局QNAPのTS-109 IIにしました。内蔵させるHDDは今一番安いSeagateの1TBモデルSeagete WD10EACS-D6B0をチョイス。NASに入れるので速度よりも低発熱と静音を重視しました。
TS-109IIはHDD1台搭載なので、同じく1台搭載のUSB接続HDDケースと同じイメージだったのですが、思ったよりも大ぶりです。中にCPUだのメモリだのが入っているので当然といえば当然か。
HDDの取り付けは簡単でした。ケースの蓋をずらして開け、HDDを差し込んでネジ止めし、蓋を戻してネジ止めで完了。3分です。蓋がかたい携帯の電池交換の方が大変かもしれません。
さてLANにつなげるのですが、うちの環境は100BaseT。PCもNASも1000BaseT対応なのにもったいないということで、一緒に買ったコレガのGbEハブCG-SW05GTPLXBにつなぎました。
ハブにLANケーブルをつなぎ、電源を入れるとしばらくいろんなランプが点滅し、PCに付属のCD-ROMを入れて初期化。と思ったらうまく認識しない。ユーティリティを使ってもネットワーク上にNASが見つかりません。
うちのLAN環境はDHCPを使わずに固定IPなのですが、それがいけないのかと思いDHCPをONにしてNASを再起動したら無事に認識できました。
IPを設定し直して、IEからWebマネージャにアクセス。・・遅い。所詮NASなんてこんなものか?
と思ったら遅かったのはWeb経由でアクセスする管理ソフトだけでした。Crystalベンチで計測してみたところ、シーケンシャルでなんと28MB/s。内蔵のSATAディスクが60~70MB/sくらいなので十分すぎる速度。NASでは5~10MB/sくらいでも珍しくないので、TS-109IIのパフォーマンスに驚かされました。少し前のHDDとはいえ、ローカルの320GBよりも速い部分があるなんて・・。
<ローカルディスク SATA 320.0GB Hitachi HDT725032VLA36>
Read : 55.93 MB/s ( 2237)
Write : 41.92 MB/s ( 1676)
RandomRead512K : 21.58 MB/s ( 863)
RandomWrite512K : 30.40 MB/s ( 1216)
RandomRead 64K : 5.12 MB/s ( 204)
RandomWrite 64K : 11.30 MB/s ( 452)
<NASディスク TS-109II+SATA 1.0TB Seagate WD10EACS-D6B0>
Read : 26.32 MB/s ( 1052)
Write : 15.45 MB/s ( 618)
RandomRead512K : 26.87 MB/s ( 1074)
RandomWrite512K : 17.60 MB/s ( 704)
RandomRead 64K : 23.27 MB/s ( 930)
RandomWrite 64K : 19.24 MB/s ( 769)
さてこのTS-109IIの特長は非常に高速なファイルサーバーというだけではありません。まずはダウンロードマネージャー。HTTPやFTPで大きなデータをダウンロードする際、TS-109IIのダウンロードマネージャーにファイルを登録すると、PCの電源を落としてもダウンロードを続行できます。
有志により作成されたPCゲームのModなどは時に数GBになりますが、これをフリースペースなどからダウンロードをしようとすると何日もかかることがあります。そういったときにPCの電源を入れっぱなしにすることなくダウンロードを継続してくれるというのは非常にありがたいものです。
またBitTorrentにも対応しているため、そういったデータがBitTorrentにて公開されている場合もダウンロード登録してPCの電源を切ることが出来ます。
次にマルチメディアステーション。いわゆるDLNAという機能ですが、DLNAが有効になっているフォルダに映像や画像ファイルを置くと、他のネットワーク機器からも共有され、見ることが出来るというものです。試しに結婚式の時の自作プロフィールビデオを置いたところ、PS3から再生することが出来ました。これは便利。写真はうまく表示できなかったのですが、設定の問題かもしれません。
またWebサーバ機能も搭載。NASでWebサーバ機能があるという製品は非常に少ないですが、TS-109IIではWebサーバを立ち上げられるばかりか、DDNSの設定も簡単にでき、お手軽にインターネット公開サーバが立ち上げられます。残念ながらうちのサイトはASPで組んでいるため、LinuxベースのTS-109IIでは動作しませんが、このブログなどPHPのプログラムであれば動くはず。そのうち何か立ち上げてみようかと思います。
試してはいませんがバックアップ機能もあります。USBかeSATAで外付けHDDを取り付けることで、連携、定期or手動バックアップが出来るようです。外付けHDDはバックアップにせず、追加ディスクとして使用することも出来ます。
まだまだ他にも標準にない機能を次々に組み込むことが出来るのが特長で、その気になればどんどんカスタマイズして機能アップ出来そうです。
HDD1台搭載のNASケースとしてはやや高価でしたが、ファイルサーバとして使ったときの転送速度パフォーマンス、充実した各種機能を考えるとかなり満足のいく製品でした。次にNASが必要になったときはまたこのTS-109IIを買おうかと思うほど。もちろん、上位モデル(TS-209、409あたり)も興味ありますけどね。
またWebサーバなどを立ち上げたら書きたいと思います。
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