Twitterなどではつぶやいていましたが、ブログでのヘッドホン＆イヤホンネタはここER-4Sが最後。ここ数年でいろいろ入手したので久々にレビューしてみようかと思います。ちなみにレビューといってもオーディオマニアの方のように「解像度」「音場」「定位感」という専門用語での表現は苦手なのであしからず。
で、初回はKlipschのimage S4。カナル式なのに付け心地が良いという評判を聞いて購入。
付け心地と遮音性はトレードオフのようで・・。確かに付け心地は普通のイヤホン感覚で、圧迫感もなく良好。しかし遮音性はそれなりで、パナソニックやソニーの安価なカナル式と同程度。地下鉄でクラシックを聴くのはとても無理。イヤーピースはどれを試しても密着性がいまいちで、別売りの2段フランジLサイズが比較的良い方でした。
あらかじめ言っておきますが、私は聴く音楽がほぼクラシック、しかもそのほとんどがヴァイオリンなので、音質は基本的にヴァイオリンの音での評価になります。
音質は・・これも残念な感じでかなりの低音寄り。高域が全くダメでやたら低音が強いというかなりのアンバランスで、これでは音楽をあまり聴きたくありません。特にヴァイオリンの音はやたらマットになってしまって倍音成分が全然聞こえてこない。耳にやさしいといえばそうなのですが・・。
そのかわり低音は量が多いだけでなく音質的にもなかなかクリアで響きの良い音です。それと極低音までしっかり鳴るので映画を観たらすごい迫力でした。映画では家にあるどのヘッドホン＆イヤホンよりも迫力が出るので、これはこれでありかなと。付け心地良いし、PCやポータブル機器で映画を楽しむには良いです。そうそうPSPでモンハンやった時の臨場感といったら本当にすごかったです。
なおイヤーピースと噛み合う本体部分のパイプが短く、使っているうちにイヤーピースが外れてしまうことが多いのが気になりました。特に使い込んでくるとゆるくなるせいか、カバンから取り出したらイヤーピースがないなんてことがよくあります。おかげでイヤーピースをいくつかなくしました・・。
結局このS4は音楽用でなく、映画、Webラジオ、ゲーム用として重宝しております。
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