お次はヘッドホン。オーディオテクニカのATH-A900。昔、オーディオテクニカのATH-A5というヘッドホンを使っていて気に入っていたので、その流れでA900を入手。
A5の時もそうですが、オーディオテクニカのヘッドホンは総じて付け心地は良いです。パッドもやわらかくて良いのですが、材質が弱くてすぐボロボロになります。調べたところA1000という上位のモデルのパッドが使えるので交換しました。上記の写真はA1000パッドに交換済みです。
＜テンプレ＞あらかじめ言っておきますが、私は聴く音楽がほぼクラシック、しかもそのほとんどがヴァイオリンなので、音質は基本的にヴァイオリンの音での評価になります。＜テンプレここまで＞
音質ですが、悪くないです。低音から高音までしっかり出ていて比較的フラット。しかし何かが違う。イヤホンながらリファレンスともいえるER-4Sと聴き比べると、高音がきつくてしかも荒い。高音の伸びが評価の高いER-4Sと比べ、まず高音がきつすぎて耳につくのです。しかもそれで音の瑞々しさやブリリアントな感じが出ているかというと音が荒くてどうもダメ。全体的な音としてもER-4Sなどに比べると明らかにクオリティの低い音。1万円以下ならこれでも結構優秀かなと思いますが、2万円近くで売っていたヘッドホンとしては物足りません。
密閉型なので部屋の生活音などが気にならない点は良いですが、音の分解能とか響きもまた密閉型故にスポイルされているのかもしれません。
巷ではリファレンスとかフラットとか高音が魅力などと比較的評価の高いATH-A900ですが、私としてはあまり好きになれませんでした。1年以上使いましたが我慢できず、結局AKGのK702に買い換えてしまいました。K702を聴いてわかったことですが、気に入らなかったのは高音の量というより、音質そのものでした。
オーディオテクニカのヘッドホンでも開放型のAD1000や2000は良かったので、オーディオテクニカで選ぶとしたらそちらになるかな・・。
コメント