MT車歴を延々と語る1 スズキ・フロンテ

突然ですが今まで乗ってきたMT車を振り返ってみたいと思います。あ、そこフラグとか言わないように(笑)。

スズキ フロンテ S60(1985)年式
所有期間:1992年7月頃~1993年1月頃

スズキフロンテ

排気量:550cc
出力:28ps/6,000rpm(グロス値)
トルク:4.2kgm/3,500rpm(グロス値)
車重:570kg
パワーウェイトレシオ:22kg/ps
タイヤサイズ:145/80R10
ミッション:4速MT

人生初のマイカー。18で免許取得と同時に知り合いから譲ってもらった車。そして自分のドライビングに最も影響を与えた車。

(なおこの一連の記事は車好き以外には日本語でおkだと思うのでよろしくお願いします)

当時の軽自動車は今のとは違い商用車的なデザインが多く、お世辞にも若い人が乗りたくなるような車ではありませんでした。それでも初めての自分の車で嬉しくて文字通り乗り回しました。

免許取得前からグループCカーやツーリングカーのレースを見に行っていて、ドライビングの本なども読みふけっていたこともあり、それこそ免許を取って3日目にはヒール&トゥーを練習してました(笑)。

しかし頭でっかちになっていたためか読んだ本が悪かったのか、ヒール&トゥーはダブルクラッチを使うものと信じ込んでそればっかり練習してました。免許取り立ててヒール&トゥーでダブルクラッチ。なんという無理ゲーを自分に課していたんでしょう(笑)。でも自分ではこれができて当然と思い込んでいたのでそれこそ必死に練習しました。

ちなみに普通のヒール&トゥーは、

1.ブレーキを爪先で踏みながら
2.クラッチを切る
3.シフトレバーを下のギヤに動かしながら
4.かかとでアクセルをあおる
5.クラッチをつなぐ

で慣れると1秒間に2回くらいできますが、ダブルクラッチでは、

1.ブレーキを爪先で踏みながら
2.クラッチを切る
3.シフトレバーをニュートラルにする
4.クラッチをつなぐ
5.かかとでアクセルをあおる
6.クラッチを切る
7.シフトレバーを下のギヤに入れる
8.クラッチをつなぐ

という具合で、しかもこれを遅くても1秒以内にはやらなくてはなりません。通学の往復2時間の運転で毎日100回以上練習してましたが、マスターした頃に、最近の車はシンクロが付いてるからダブルクラッチはしなくていいということを知りました・・・。

ペダル操作を覚えたら今度は徹底的に車の動きを体に叩きこむため、暇さえあれば国道413号(道志みち)に通いました。道志みちは空いていても片道40分はかかるワインディングですが、信号がほとんどない一本道なのでドライビングの練習にうってうけでした。車の動きをコントロールするようなことはしませんでしたが、ライン取りや加減速のタイミングなど、ローパワーの車でいかに速く走らせるかというのはとても勉強になりました。

タイヤは145の80タイヤでしたが車重が非常に軽かったこともあってコーナリングは意外と速く、本気の走り屋ではないけれどちょっと攻めに来ているようなセリカGT-TR、MR2やバイクなどに道を譲られることもしばしば。

とはいえやはりパワー不足は否めず、料金所からのダッシュではトラックといい勝負、普通乗用車はみんなハイパワーに見えました。ローパワーと言われた初代ユーノスロードスターも、フロンテから見ると強烈な加速にしか見えませんでした。またコーナーでアクセルを踏んでもほとんど加速できないため、コーナーでは常にベタ踏みで、コーナリングスピード=進入速度となるため、限界で攻めるのはリスキーでした。

といっている時に、知り合いからホンダのシティターボIIを2万円でゆずってもらえることになり、飛びつきました。フロンテは知り合いの方に引き取られていくことに・・・。

ということで次の車はホンダ・シティターボIIです。

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